2007年11月12日

『RailsによるアジャイルWebアプリケーション開発 第2版』



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2006年に発売された初版からパワーアップした改訂第2版。Ruby on Railsはバージョンアップによって進化が著しく、本書も一見前版とほぼ同じように見えながらも、ときには細かに、ときには大掛りに書き換えが行われている。取り扱っている対象バージョンはRails 1.2。

ページ数は前版から100ページも増えているのだが、束幅は前版よりも薄く、お値段も400円(税別)増しなだけというたいへんな営業努力が垣間見える。紙を薄くしても内容の品質を落としたわけでは無論ない。Ruby/Rails界隈で名高い前田修吾氏の手により、技術チェックのほか、後発の日本語版ならではの最新Rails 2.0に関する注釈も含められており、内容の一層の向上が図られている。

Railsを使った仮想のショッピングカートを、段階を踏んで構築していくことで、読者はRailsのMVC概念やヘルパーの使い方を学んでいく。Ruby言語やオブジェクト指向への知識があることが前提となっているために読者への要求レベルは高いものがあるが、そこを越えさえすれば、本書によってRailsの概要を掴むことができるだろう(私自身はちょっと規模が大きすぎる感じがあってどうにも手出ししづらい……。フレームワークを使ったほうが便利なことが多いのは認めるのだが)。