2011年01月16日

「第72回東京エリアDebian勉強会、2011年1月勉強会」に行ってきた

忙しい中ではあったんだけど、東京エリアDebian勉強会に久々に参加した(本当は前回も参加したかったのだが、動きが取れなかった…)。(別記事で詳細説明する予定の)CAcert.orgのAssurerとしての任務遂行という目的もある。

18:00に少し遅れる程度で到着の予定だったものの、鉄道の人身事故の影響を受けたのとその際の判断が悪かったのもあって、会場到着ははるかに遅れての19:00過ぎ。事前課題紹介のセッションは完全に終わっていて、上川さん(@dancerj)による「Debian勉強会アンケートシステム」からの参加となった。

Debian勉強会アンケートシステムは、その名のとおりこの東京エリアDebian勉強会の参加登録システムとセットとして、実施後に自動送付されるアンケート収集に使われるようになっている(どちらもGoogle App Engine上)。皆ブログなどは書かなくなり、感想や記録はtwitterで済ませるようになっているけど、セッションへのフィードバックをどうするかというのは問題だよね、ということがこのシステム導入の理由とのことだ。

勉強会実施後に、各参加登録者にはアンケートページの固有URLが送られる。UIは(登録と同様に)簡素すぎるきらいはあるが、「N/A(参加しなかったなど)」「すごくよくない」「よくない」「どちらでもない」「よかった」「素晴しい、他人にも薦めたい」を各セッションにつき採点できる。微妙にNew speak風なのがおもしろい。「どちらでもない」があるとそこにまとまりやすいので、取ってしまったほうがよいのでは、という意見もあった。

このシステム自体はデータとしてはCSVを吐き出すのみで、統計計算は担わない。今のところは統計解析ソフトウェアのRで処理するようにしているようだ。「NAも入れちゃっているので適切ではないが…」という上川さんの発言に対しては、「RならNAと入れればそのまま欠損値として扱ってくれるよ」という参加者からの回答がある。Rは機能豊富で強力ではあるけれども、どうも記憶に留めにくいところがあるので、ぜひ『The R Tips』などを購入して手元に置いておきたい(EPUBも作ろうと思えば作れそうではあるなぁ…とりあえず自分用に作っておこうかな)。

続いては、話題のKinectを使った山田さん(@tyamadajp)によるハックデモ。これはとても面白かった。ライブラリとしてOpenNIとNITEを使い、ジェスチャをイベントと組み合わせてプレゼン画面のスクロールを行うというデモからの開始。最初の認識で苦戦したり、動きは見てもキーイベントと連携するジェスチャとは認識してくれなかったり、といったトラブルはあれど、Kinectの可能性はとてもよくわかる。手を振る、押す/引く、といった基本ジェスチャ(10種類)のみであれば、NITEの提供する範囲でごく簡単に記述(C言語)できるようだ。何より(山田さんがすごいということもあるが)これがごく短期間のハックで実装されているというのが素晴しい。どれだけの人間を認識できるかという実験では、4人まではとりあえずいけるようだ。Microsoft謹製の成果物では上半身だけでも認識できるなど、まだまだ隠れた差異はある(ドキュメントも不足しているらしい)が、映画『マイノリティリポート』のように両手の動きでぬるぬると動くUIがごく当たり前に実現する日も遠くないのではないかと思った。Youtubeなどを見るとすごく面白そうなことをやっている人たちがいるねぇ……。

時間の押している中、最後にやはり山田さんによるCAcert Assuranceのお話。手短にCAcertのポイント申請手続き方法の説明と、3月5日にCAcert.orgのトレーナを招聘しての公式トレーニングイベントをオープンソースカンファレンス(早稲田)の1セッションで行い、その夕にポイント取得のためのサイン(署名・本人確認)会を開催すると発表された。私はCAcertのExperienced Assurer(上級ポイント提供可能者)であり、このトレーニングイベントにも協力するつもりだ。後日正式な発表があると思うが、ある程度人が集まらないと——特にAssurer予備軍になる人が集まらないと成功とは言えないので、今後いろいろと広報していかなければいけないな。

閉会後に、宴会はご欠席というUbuntu Japanese Teamの村田さんと、GPGサイン交換およびCAcert.org署名受け取りを済ませる。宴会はどこだっけ、とりあえず「割烹」と呼んでよさそうな高級そうなところだった。座席が禁煙で食事の味をじっくり楽しめるのもいい。お魚中心ながら途中で重いのがほしくなって鳥唐とか揚げ出し豆腐とか頼んでました、ごめんなさい。CAcert.orgサイン会は宴席で、ということで乾杯前にサイン、一口飲んではサイン、ちょっと食べてはサイン、と宴席サイン会はAssurerには負荷が高すぎる、という結論に達した…。23時前に解散。CAcertに関する作業について山田さんといろいろ打ち合わせ。帰路は列車トラブルに巻き込まれることもなく、無事帰宅。翌日に、早速届いていたアンケートへの回答、GPG署名やCAcert.orgのポイント付与を完了。