2008年11月30日

General Resolution: vote 002 Project membership procedures, vote 003 Lenny and resolving DFSG violations

そろそろdiscussion periodになりそうな投票情報。12月から投票になりそうかな。かいつまんだ超訳なんで、Debian Developer=投票者は原文を参照のこと。

vote 002は前にJoergが出してけっこうな騒動になっていたプロジェクトのメンバシップについて。選択肢は以下。

  1. Debianプロジェクトは、多くのコントリビュータがDebianの体制の中では活動していないためにプロジェクトの協力が限定的であることを認識している。コントリビュータをもっとプロジェクトの中へと巻き込む方法についてのアイデアを展開したJoerg Jaspertに感謝するが、debian-devel-announceメーリングリストに投稿された提案はまだ完成しておらずコミュニティ大半の支持が得られているとは言い難い。DAMおよびすべてのコントリビュータを迎えて今後プロジェクトのほかのメンバーと密接に協業するためのアイデアを募り、新しいブラッシュアップした提案を将来投稿したい。よって、メンバシップに関する変更は、GRによるプロジェクトでの合意後に実装されるべきである。
  2. Debianプロジェクトは、GRにより、debian-develo-announceメーリングリストで提案されたDeveloper Statusの実装を、提案の合意が取れるか実装されるべき提案を定義する投票があるまで延期することをDAMに求める。
  3. Debianプロジェクトは、GRにより、debian-develo-announceメーリングリストで提案されたDeveloper Statusの実装を延期することをDAMに求める。

なんかまだ錯綜していてどのChoiceも同じようなものになってる。結局投票もやる意味ないような…。

vote_003は主にファームウェア絡みのDFSG解釈とLennyでの対処について。

  1. 社会規約の再確認: 我々の優先事項はユーザとフリーソフトウェアコミュニティである。我々は100%フリーのオペレーティングシステムを提供すると約束している。これら2つについて、我々はnon-freeをDebianの一種として過去にリリースしたが、進展もなされてきた。我々はDebianオペレーティングシステムのフリーバージョンを提供する時期にきており、オペレーティングシステムをフリーにする努力を達成できるまでLennyのリリースを遅らせる。
  2. プロプライエタリなファームウェア付きのLennyリリースを認める: 我々の優先事項はユーザとフリーソフトウェアコミュニティである。我々はカーネルのファームウェア問題について進展があることがわかっている。過去に未解決であったほとんどの問題は前回のstableリリース時点で整理された。ただカーネルソースについての新たな問題が最近持ち上がっており、これらの問題はまだ対応されていない。我々は、Etchリリースで配布されたDebianのカーネルにおける自由への歩みが、Lennyにおいても後退のないことを保証している。我々は時間ベースのLennyリリースをその他の問題よりも優先したい。そのため、ソースのないファームウェアの削除をベストエフォートな処理とし、ファームウェアをDebian Lennyの一部として配布することを当面許可する。
  3. DFSG違反ながらLennyリリースを認める: 我々の優先事項はユーザとフリーソフトウェアコミュニティである。我々はカーネルのファームウェア問題の多くに進展があることを知っているが、まだ完全には整理されていない。我々は、Etchリリースで配布されたDebianのカーネルにおける自由への歩みが、Lennyにおいても後退のないことを保証している。我々は時間ベースのLennyリリースをその他の問題よりも優先したい。そのため、ソースのないファームウェアの削除をベストエフォートな処理とする。
  4. リリースチームにDFSG違反を許可するかどうかの権限を与える: 我々の優先事項はユーザとフリーソフトウェアコミュニティである。しかし、リリース真近にある状況では、決定は、いかにstableリリースを高品質で提供するか、問題のあるソフトウェアの使用を最小限にするかに当てられるべきである。我々のコア開発者とリリースチームの前に1つのみならぬ地雷原があることがわかっている。Developerとしての我々は、ゴールに向かうためにリリースチームを信頼し続け、決定に権限が必要なときにケースバイケースの決定を行う権限があることを承認する。
  5. ブロブを特に証明のない限りGPLに応じているものと仮定する: 我々の優先事項はユーザとフリーソフトウェアコミュニティである。我々はカーネルのファームウェア問題について進展があることがわかっている。過去に未解決であったほとんどの問題は前回のstableリリース時点で整理された。ただカーネルソースについての新たな問題が最近持ち上がっており、これらの問題はまだ対応されていない。我々は、Etchリリースで配布されたDebianのカーネルにおける自由への歩みが、Lennyにおいても後退のないことを保証している。我々は時間ベースのLennyリリースをその他の問題よりも優先したい。そのため、ソースのないファームウェアの削除をベストエフォートな処理とし、ファームウェアをDebian Lennyの一部として配布することを当面許可する。ファームウェアはDFSGに準拠したライセンスの下でupstreamから配布されているものとする。
  6. ファームウェアのソース要件を除外する: ファームウェアはマイクロコードやルックアップテーブルのようなデータであり、コンポーネントが機能するためにハードウェアコンポーネントにロードされる。ホストCPUで実行するコードではない。不幸なことにそのようなファームウェアは、それがどのような働くのかやどうハードウェアと連携するのかを知る手掛りとなるソースもドキュメントもないブロブと呼ばれる形で配布される。このようなファームウェアをDebianから除くと、我々はそのようなデバイスを必要とするユーザに我々のシステムをインストールできなくしたり、無駄な手間をかけることになる。Debianにおけるファームエワはソース必須でないものとする。ソースおよびドキュメント付きのファームウェアが望ましいが必須要件ではないことにする。ただしDFSGに定められた我々のオペレーティングシステムのその他の自由要件は必須とする。そのようなファームウェアは我々の公式インストールメディアの一部となることができ、そうすべきである。

最後の提案はまっとうではあるが原理主義からは反発も大きそう。とりあえずCMapをnon-freeからmainにする技を誰か考えてください。ルックアップテーブルデータなのでmainでいいだろと言ってたmhatta先生、どうしますかね。