2005年09月21日

『FIREFOX HACKS』



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読了。

FirefoxというのがInternet Explorerよりいいらしい、ということで使い方を覚えよう――そういう軽い気持ちな人には本書は決してお勧めしない。本書は「ハードコア」であり、いきなりこれを読むとトラウマになって二度とFirefoxを開こうとしなくなるかもしれない。

本書は、巷で人気急上昇中のWebブラウザFirefoxの「活用」をテーマに、さまざまな“HACK(ハック)”をまとめたものだ。ハックといっても、ソースコードをごりごりと書き換えるというものではなく、どちらかと言えば、知っておくと便利な小技や裏技、さまざまなプラグインの利用方法も含んだ、テクニック集という印象だ。

とはいえ、最後の数章では、XML/XULと連携したり、chromeを大いにハックしてUIを変更する方法など、一気に高度な話題へとヒートアップする。ここまでこなせるユーザーがどこまでいるのかという疑問が浮かぶけど、そんな瑣末なことは脳裏から忘れよう。Firefoxを全社的導入でクライアントプラットフォーム統一しちゃいました、という恐れを知らぬIT企業には、社内サービスのスケーラビリティをそこに見出せそうだ。

Webを探し回れば見つけられる情報もあるけれども、日本語で、書籍の形でまとまっていることで利便性が高いのは間違いないだろう。 Firefoxの自称ヘビーユーザー、IT部門で社内サービス配備に日々悩んでいる管理者、当世のXML事情とブラウザの関係に興味があるプログラマーといった人々には、本書は大いに参考になるはずだ。