2006年07月06日
最近のお仕事から――『ふつうのHaskellプログラミング』『Write Portable Code』
『ふつうのLinuxプログラミング』が絶好調の、青木さん執筆による“ふつうシリーズ”第2弾。今回は話題の関数言語Haskellを取り上げ、言語入門から実例のWikiエンジン実装まで一気に駆け抜ける。
できるだけわかりやすく平易な言葉で、という青木さんのポリシーはしっかりと貫かれており、Haskellの概要を理解できるだろう。後半からギアを上げて一息に難しい内容に入っていくので、ここがHaskellになじめるかどうかのスレッショルドになりそうではある。ライブラリがPerlやRubyほどまだ揃っていないので、即戦力言語とはまだいかないが、これもユーザベースの拡張に伴って向上していくことだろう。
ちなみに私自身はHaskellにはなじめそうもなかったが、本書はそんなHaskell境地にたどり着けなかった人々にも福音を与えている。
…本書が目指すのは、Haskellという未知の言語の血を導入することで みなさんにプログラマとしてレベルアップしてもらうということです。 たとえ同じ言語を使い続けるとしても、Haskellの知見を活かせばプロ グラムはよりよくなるでしょう。それこそが新しい言語を学ぶことの 利益であり、また本書の狙いでもあるのです。
Haskellユーザでもそうでなくても、自身のプログラム知識を豊かにするために本書を一読されたい。
すっかりCodeシリーズとして定着した感のあるMYCOM社のプログラミングテクニック系書籍の最新刊。今回はコードの移植というテーマの下、異種プラットフォームへの移植に関するさまざまなテクニック、警戒すべき事柄を説明している。監訳は、日々プログラミングにいそしみ、コード移植にも知識をお持ちの鵜飼さん、田郷さんのお二人にお願いした。
アーキテクチャの寡占化が進んでいるとはいえ、小型デバイスなどの異種プラットフォームへの移植という要求がなくなるわけではない。本書の内容が即役立つかどうかは読者の置かれた状況によりけりだが、ここで得た知識は、自身が「移植に安全なコード」を書く上での助けとなるだろう。
関連書籍
(今後もいろいろおもしろそうな本が出版される予定です。乞うご期待! [ちなみに私のコピーも欲しいんですが…])
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