Debconf in Japan
Debconf5 at HELにてのミーティング資料
- アジアではまだ「Debconf」の実績はない。
- miniconfはChina(3月)、およびOsaka(10月)で開催
- debconf MLやblog、IRCなどを見ていると、DDの日本への関心は高いようだ
- 日本の開発者、ユーザーは欧州各国並みの数があり、活発
- 世界一と言われる物価の高さをどう克服するか
候補地
- 国際空港からのアクセス
- 東京・つくば(成田空港)
- 大阪・京都(関西空港)
- 福岡(福岡空港(成田または関西経由))
- 札幌(千歳空港(成田または関西経由))
- 交通機関が複雑で、夜間は止まっているところも多いので、空港から離れすぎると、DDがたどり着けない可能性大
- 田舎は本当に辺鄙で何も周辺にないので、1週間も監禁するとDDの不満が高いだろう
- やはり秋葉原へのアクセスが重要ではないか
- ローカルコーディネータ
施設
- 「ホテル」は高く、自由度も低い
- セミナー開催のノウハウを持つ「研修所」がよいか
- 地方自治体を絡められないか?→どういう施設があるか
- インターネットアクセス
- 用意されているところもあるが、たいてい高い
- スポットでADSLを引くことも可能?
- 部屋構成
期間
- 比較的航空券や宿泊の安い期間
- 5中旬〜6下旬(ただし6月中旬から7月頭は雨季)
- 秋〜冬(9〜11月、1〜2月。9月は台風)
- 前2日(Debian day、Debcamp)+4日(or 5日)+後ろ1日 で約1週間?
お金
- 相当かかる。宿泊・飲食と会場費を全面的に抱えると、実質1500〜2000万は必要
- DDだけのイベントだとスポンサーにとってのメリットを伝えるのが難しい
- Debianを表立って支援している日本企業は数少ない
- ベンチャー: VA Linux Japan, NetVillage
- 宿泊施設: 1人最低5000円くらい
課題
- お金
- 日本の企業は「2年先」の話ができない。半年〜1年くらいの未来でしか計画を立てられない
- 政府関係から引き出すのも困難はある。経済産業省、総務省、IPAなど。
- 名目をうまく立てて、地方自治体の協力をあおぐほうがまだ可能性あり?(特に会場)
- 会場・宿
- 宿泊施設は非常に高い
- ベジタリアン向けの食事はあまりない
- 夜中まで勝手に使える会場があまりない
- 大学がイベントに施設を貸すという事例はあまりない
- 1部屋の定員を超えて詰め込むということが許されない
試算
- カンファレンスは5日
- Debian Dayは1日
- 無料希望の130人が来ると想定
- 備品代やフリードリンクなどは入れていない
- 1日目(到着日。中x1、小x1)
- 2日目(Debian Day。大x1、中x1、小x1)
- 3日目(Debconf 1。大x1、中x1、小x1)
- 4日目(Debconf 2。大x1、中x1、小x1)
- 5日目(Debconf 3。中x1(プロジェクタなし))→レクリエーションDay
- 6日目(Debconf 4。大x1、中x1、小x1) 夜パーティ
- 7日目(Debconf 5。大x1、中x1)
- 8日目(帰国日)
- アクセスはよい(成田->つくば、つくば->秋葉原など)
- 収容宿泊人数が80人分しかない
| 単価
| 日数(個数、人数)
| 計
|
大
| 94500(18:00まで)
| 5回
| 472500
|
中
| 57750+21000(終日)
| 7回
| 551250
|
小
| 42000+15750(終日)
| 5回
| 288750
|
プロジェクタ
| 10500
| 16回
| 178500
|
部屋(ルームチャージ+exベッドで80人)
| 394975
| 7日
| 2764825
|
全日(2、3、4、7)食事
| 840+1260+1680
| 4日x130名
| 1965600
|
6食事
| 840+1260+4200
| 130名
| 819000
|
1夕
| 1680
| 80名
| 134400
|
7朝昼
| 840+1260
| 130名
| 273000
|
7夜8朝
| 1680+840
| 80名
| 201600
|
- 計7,649,425円
- このほか、インターネットアクセスのスポットとひきまわしが必要
- アクセスはよい(成田->青山)
- ネット完備
- 青少年団体?
| 単価
| 日数(個数、人数)
| 計
|
大(300人)
| 6300x3区分
| 5回
| 94500
|
中(120人)
| 3050x3区分
| 7回
| 64050
|
小(80人)
| 1900x3区分
| 5回
| 28500
|
部屋(D、青少年)
| 2150
| 130名x7日
| 1956500
|
全日(2、3、4、7)食事
| 500+700+670
| 4日x130名
| 972400
|
6食事
| 500+700+4000
| 130名
| 676000
|
1夕
| 670
| 80名
| 53600
|
7朝昼
| 500+700
| 130名
| 156000
|
7夜8朝
| 670+500
| 80名
| 93600
|
場所
- 東京(第一候補)、千葉、筑波、大阪、名古屋、その他地方都市(韓国経由など)
- 空港のアクセスと遊びスポットのアクセスの兼ね合い
- 電車の乗り継ぎは難しいので、空港から行きやすいところ
- 成田-筑波はバスあり
- 筑波のホテルは外人慣れしている
- 大学は夜間使えない?
- 茨城県
- オリンピックセンター
- 川崎グランドホテル (晴海グランドホテルもあり)
時期
- 1週間+前泊後泊が必要 10日分の予約
- 7〜8月はハイシーズンすぎる。
- 5〜6月か秋?
- <Ar-> GW直後から7/10くらいまで?
人数
- 100人くらい集められるといいなぁ
- 日本、ヨーロッパ、アメリカ、ロシア、中国、韓国、ベトナム(これない?)、チリ、アルゼンチン、ブラジル
費用
- DDの招致支援 (北欧、第三アジア、中南米)
- 宿泊所、会議場
- 全食事
- 滞在だけで1人~10万円くらいかかるだろうか。
- 宿5000 * 9日 = 45000
- 食事3000 * 9日 = 27000
- 10万だとして x 100人で 1000万、150人で1500万
- 最低でも1000万ないと辛そう
- 1WEEK, 150名、5〜7月の中で
- 会議室 100名x1室、30名x4室
- $10万 は必要か (左: 平均見積もり、右: オリンピックセンター)
- ネット 5万x10日=50万 | 0
- 会場 10万x10日=100万 | 50万
- 食費 1000x3回x150人x10日 =450万 | 250万
- 宿 5000x150人x10日 =750万 | 450万
- 支援 20万x20人 =400万 |200万
実行推進委員会
- 形のある団体でやると企業スポンサーから出しづらい
- スポンサーに委員になってもらう
- <_mhatta> なんか経産省とかに「世界中の優秀な技術者を集めた国際会議の開催を支援してくれませんか」
- Debian dayを設けて、国際交流のお題目を掲げると自治体が協力してくれるかも?
食事
- バイキング or ケータリング?
- ハードベジーには自炊セットがないと耐えられない?
遊びスポット
- 東京: 秋葉原、六本木、渋谷、新宿、原宿、上野、浅草、etc
Debconf 日本開催趣意書[のよーな大仰なもの]
Debconf (Debian Conference) は、単一企業や特定国家の意思に左右されることのない、国際規模でオープンソースの OS を作る団体、「Debian Project」所属の開発者たちが多数集まる名誉ある国際会議であります。Debian Project の代表作品としては現在隆盛を極めている Linux の一種である、Debian GNU/Linux ディストリビューションがあり、企業における採用率ではトップシェアの Red Hat Linux に次いで世界的に人気があります。Debian OS を構成するソフトウェアは扱いやすく、すべてロイヤリティーフリーのライセンスであることから、表立っては喧伝されていないものの、日本をはじめとする組み込み市場においても数多く採用されています。また、産業総合研究所でも独自の日本語化を進めており教育機関向けの普及が期待される Knoppix、日本医師会のレセプトシステム ORCA といった日本の今後のソフトウェア施策を支える強固な基盤としても Debian OS は徐々に注目されてきております。
常であればインターネット越しにしか会話することのない開発者たちやユーザーが、この Debconf という場において実際に出会い、議論し、交流することの価値については多くを語るまでもありません。Debconf の開催は過去4回を数え、いずれも大きな成功を収めてきました。次回の第5回はフィンランド (ヘルシンキ)、第6回はメキシコで開催されることが決定しております。かように各年での開催地の選定は世界規模であり、その地域での Debian OS やオープンソースの発展性、Debconf の運営を支援するボランティアの存在、参加者のアクセシビリティなどを考慮した上で決められています。残念ながら、過去に Debconf がこのアジア圏で開催された実績はございません。そうした中で、日本は Debian OS への関心を強めており、かつ開発者も欧州各国に匹敵する規模を要していることから、まさにアジア初の Debconf 招致にふさわしい国と言えます。
この国際会議を招致すべく、私たちはここに Debconf 実行委員会を設立し、
(つか趣意書ってこれダレに向けてだろう??)
過去の Debconf 開催概要
Debconfは過去4回開催され、いずれも大きな成功を収めて参りました。
- 第7回 2007年 <未定>
- 第6回 2006年 メキシコ
- 第5回 2005年 フィンランド (ヘルシンキ): ヘルシンキ工科大学。2005年7月10日-2005年7月17日。参加者は約200名
- 第4回 2004年 ブラジル (ポルトアレグレ): SESCカンファレンスセンター。2004年5月26日-2004年6月2日。参加者は150名
- 第3回 2003年 ノルウェー (オスロ): オスロ大学。debcamp 2003年7月12日-2003年7月17日、debconf 2003年7月18日-2003年7月20日。140名
- 第2回 2002年 カナダ (トロント): 90名
- 第1回 2001年 フランス (ボルドー): 2001年7月2日-2001年7月5日。70名
Debian Project の開発者の増加および一般の技術者の関心の高さから、Debconf への参加者の人数は年々増加しております。特に欧州諸国の開発者は日本への関心が強いことから、日本での開催の暁には少なくとも150名程度の規模にはなろうかと予想されます。
このほか、1〜2日程度のより小規模な「Debian miniconf」は各地で開催されており、2004年には中国の北京でも開催されました。
計画規模
- 1 週間 (+前泊2日、後泊1日)
- Debian Day
- プログラム
会場候補
予算
- 本 Debconf は収益事業ではございません。
- 会場費
- 参加者滞在費
- 経済的理由で参加困難な一部参加者への支援
- スポンサーのメリット
- オープンソースソフトウェア振興を応援しているという宣伝効果
- Debian Dayで何か?
Debian Project と Debian GNU/Linux
Debian Project は、現在米国 SI 企業「Progeny」の CEO を務める Ian Murdock 氏が 1993 年に創立した非営利の団体です。高い品質と、オープンソース
Debian Project は現在、世界各地に在する900名を超える開発者を擁し、非営利のソフトウェア開発団体としてはおそらく世界最大規模を誇ります。
Debian Project の目指す OS の体現として、Linux ディストリビューション「Debian GNU/Linux」があります。2005年にリリースされた最新版「Debian GNU/Linux 3.1 Sarge」は、導入の容易さと完成度の高さで、空前の人気となっております。
Debian Project および Debian OS における日本人開発者の重要性
日本人の開発者は Debian JP Project と呼ばれる Debian Project の日本版の非営利組織を基盤に活動してきましたが、1999年以来、「日本独自の路線」にこだわりがちな当時としては画期的であった「Debian Projectへの合流」という決断を行い、Debian Project との関わりを深めて参りました。
[日本人開発者の数?]
現在、日本人開発者の活動はその中核におよび、Linux カーネル、基幹ライブラリ、ウィンドウシステム、印刷制御、ウェブブラウザなど多岐に渡る分野において、欧米中心の世界各国の開発者と引けを取ることなく活躍しています。この開発成果の還流により、Debian OS のみならず、オープンソースのソフトウェア社会全体が改善されています。
Last modified : 2005/09/12 10:04:37 JST