2011年10月11日
_ [computer] Macbook Air 11インチモデルインプレッション
先月半ばにMacbook Air 11インチモデル(i5、4GBメモリ、128GBストレージ)を買って、OS X 10.6のまま自宅での作業サブマシンとして運用している。一方のメインの環境はVAIO Type Z(C2D P9600、4GBメモリ、160GB SSD(Intel X-25M換装))で、こちらはDebian Squeeze。
Airのほうをメインにするかというとそれはない、という感じだけど、業務のサブマシンとしては超絶に便利、いわゆる「捗るぞ」といういい品だ。
業務用にCS3とCS5.5環境、モリサワパスポート。CS3はRosetta周りでアップデート時にエラーが出る。よくトラップになっているAcrobatはCS3付属の8ではなく、5.5付属のXのほうのみにしたので、印刷等で問題にはなっていない。モリサワパスポートはごく最近届いたCDでないとインストールできなかった。
出張や旅先でのメモ録りのためにEmacsやCot Editor、その他にChrome、Google日本語入力、Twitter、LimeChatなどのコミュニケーションツールを入れる。Xcode、Homebrew環境、Gitも当然セットアップ。
InDesign等のヘビーなアプリケーションでは速さをそれほど感じないものの、OSの起動の速さにはびっくりする。
13インチのVAIO TypeZと大きさを比較してみる。二回り小さい感じ。
重量比較。VAIOは本体だけなら1.4kg強とこのスペックではかなりがんばってるんだけど、ACアダプタをセットにした途端に1.8kgになってしまう…。Airは公称どおり本体1kg、アダプタを入れても1.2kg強。大きさが違うので比較するものではないだろうけど、持ち歩きを考えるとAirのこの軽さはありがたい。
仕事柄、やむを得ずWindows Officeのデータをいじらなければならないことはあるので、VirtualBoxにWindows7とOfficeのライセンスを入れた。仕事用マシンなので、DebianもBootstrapではなくVirtualBoxのゲストという扱い。主に検証用。Windows上からはVirtualBox経由でAirのファイル共有用フォルダに書き込み、これをscpでVAIOから取得、といったことができるのはかなり便利(Windowsにsshサーバを入れることもできなくはないけどいろいろ面倒)。縦幅が少ないので、ゲスト環境が必要なときはフルスクリーンにして使うことが多い。
タッチパッドは正直良くない。安っぽくって反応が悪いし、クリックするとカチカチうるさく、列車の中や会議室などで使うのがためらわれるレベル。外付けのMicrosoft Arcマウスが活躍。やはりMicrosoftのハードウェアは良い…。 キーボードのほうは薄くて安っぽくはあるけど、それほどひどくはない。ただ、Escapeが細くて押し間違えやすい。
左右側面。左に電源、USB、ヘッドフォンジャック、右にThunderbolt/miniDisplay、USB。排熱はあまり良くないようで、夏は冷房をしていてもかなりファンが鳴っていた(しかも熱い)。サードパーティツールで調整できなくもないけど、壊れるのも嫌なので設定は変更せず。今の時期はまったく静か。
iPadと比べてみる。厚さがだいたい同じなのがすごい。
ドライブがないといろいろ不便そうだったので、謹製の外付けDVD-Rドライブを購入。有線のみしかないホテル(日本はこれのほうが多いよね…)に備えてUSB-イーサポートも買った。ドライブはややうるさい。
11インチというのは小さく、これですべてのデスクトップ環境を賄うというのは狭くて難しいけど、必要な各種のOSを入れられて、どこでも持ち歩いて作業できる、しかもバッテリ消費が少ないので長く使えるという点ではとても優れたマシンだと思う。これで仕事を持ったまま長期旅行だって行けるよ!(泣