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KeN's GNU/Linux Diary


2011年12月01日

_ [travel] スペイン旅行(3) セビーリャ

コルドバからの続き。


コルドバからAVASTでセビーリャへ。1時間かからず到着。めちゃ近いなー。

セビーリャで宿泊する宿は普通のホテルではなくアパルトメントで、サービス統括受付のSINGULAからのメールがえらく高飛車だったため、ちゃんとしたところなのか不安で一杯。ともかく到着前に電話しないとぶち殺す的なSINGULAからの指示があったため、アパルトメントCorral de San Joseにお電話。出たのは、英語のわかる、感じのよいおばちゃん?で「おっけー、待ってますよー」という明るい返事(で、後になって会ってみたら大学生くらいのお姉さんだった。ほんとスミマセン)。

セビーリャのサンタフスタ駅から循環バスC1に乗り、サンセバスチャンで下車、トラムでヌエバ広場、そこから徒歩、と事前の調べどおりのコースで無事に到着。トラムのチケットは車内ではなくホームにあることに最初気付かなくて戸惑ったというくらい。1回乗りのトラムチケットは、イタリアみたいに車内の機械でスタンプを押す必要はないようだ。

アパルトメントにチェックイン。二重の玄関ドアなど、イタリアのペルージャで泊まった感じによく似てる。カードリーダーの調子が悪くてカード認証がうまくできなかったため、支払いは後日に。スタッフはとてもフレンドリー(ちょっとアルゼンチンDebian Developerのmargaさんに似てる)。


部屋に入る。広! 45m^2とはとても思えない(キッチンとバスルーム抜いてるんだろうか?)。 書斎、リビング、ベッドルーム、キッチン、バスルームと別れていて、バルコニーにルーフテラスまである。キッチンには、乾燥付き全自動洗濯機、2口IHコンロ、電子レンジ、冷蔵庫、食器に包丁まな板、砂糖と塩、と揃っていて感動。近くでえらく乱暴に建設工事をしていて、ちょっと喧しい。


早速セビーリャ探訪にお出かけ。まずはランチ。La Pimientaというカフェで、赤ワイン、コーラ、サラダルサ、豚コンフィ、野菜のグリル。どれもおいしかったけど、特に野菜の焼き加減と味付けが絶妙でたまらん。


「後世の人々が正気の沙汰ではないと思うほど巨大な聖堂を立てよう」として作ったと言われるカテドラルとヒラルダの塔。たしかに規模も雰囲気もちょっと笑ってしまうくらいおかしい。禍々しさもあって、ラスボスがどっかで出てきそう。


ヒラルダの塔、展望台まで70mを狭い階段で登っていく。高いところがあったら登るのが我々だ。なんとかと煙は高いところが好きとも言うね。上下したらちょっと足がピクピク痛い……。


スーパーを探すも見つからず。今晩のフラメンコを予約しようと、カサ・デ・ラ・メモリアにGoogle Mapsさんの導きで向かうが、いくらサンタクルス街が迷路とはいえ、えらく難しい道を案内されたような……。


一旦宿に戻るかどうか悩むが、微妙に遠く、フラメンコ開始時間と夕食との兼ね合いが難しい。結局カテドラル近くのバールの呼び込みに釣られて入ってみる。

コーラ、ビール、チキンスープ、豚のソテー、ほうれん草とガルバンゾ豆のクミン風、サルシチョン。うーん、スープはまぁまぁだけど、全体に量がちょっと少ないし、味もいまひとつかな。まったく駄目ではないが外れ系。


開演30分前にフラメンコ会場に戻る(ちょっと迷った)。最初我々だけで寒かったらどうしよう、と話してたのだが、あれよあれよと満員御礼。早く来ておいてよかった。フラメンコは歌とギター、男性の踊り、ギターソロ、女性の踊り、写真撮影タイムと男女の踊り、という全体で1時間の流れ。あまりダレることなく、特に踊りは緊迫感のある激しいものだった。掛け声をタイミングで誘うようなことがなかったのは、良かったのか悪かったのか。歌の人だけがオーレ!とときたま叫ぶくらいで、観客は1演奏ごとに拍手と共に口にするのみ。ギターがイケメン系。


夕食が軽かったのでお腹が空きかねないため、バールを物色……がそこまでお腹空いてるわけではないので、結局近くのカフェでエンパナーダ、コロッケ、海老のサラダと買ってきて、電子レンジでのあたためなどを活用しながら部屋で食べた。けっこうおいしい。

セットしていた洗濯機はばっちり乾燥まで仕上げてくれていた。これはいいぞ!


23日、晴れ。二度目の洗濯も成功。これはいいなぁ。

朝食はカテドラル近くのGONZALOというバールで、紅茶、コーヒー、クロワッサン、トルティーヤ。カウンターをこなしているのはまったく愛想のないむっつりしたおっちゃんだけど、味は良かった。ここのカフェコンレチェはこれまでの中で一番おいしかった、とはパートナーの弁。クロワッサンをちょっと焼くというテクニックを覚えた。


時間的にちょうどよさそうなので、そのままアルカサルへ入る。イスラム文化に心酔したキリスト教の王様がアルハンブラを真似して作っちゃったというかなりおかしな経緯の宮殿。確かにちょっと似てる。

庭園が大きくて、全部歩こうとすると大変。足が疲れたし、ほどほどにして引き上げることにした(といってもかなり見たけど)。


宿のレセプションで、別のクレカでチャレンジ。今度はうまくいき、無事に決済完了。やれやれ、これでチェックアウト時にあたふたしなくて済んだ。

ランチは、皿の物色がてら、イザベル橋を渡って対岸の街に行ってみる。バスでこれないかと思ったんだけど、微妙に変なコースしか走ってないなぁ。

トリアナ地区川沿いのバールは夜じゃないと開かないようで、ここでランチは難しそう。とりあえずドーナツを買ってしのぐ(すごくおいしかったけど(笑))。

皿のほうは、目当てのサンタ・アナはちょうどランチとシエスタの時間で目の前で閉まってしまった。近辺のセラミカにいくつか入り、皿を3枚購入。

うろうろしているとMASというスーパーを見つけたので、水、お茶、お菓子、洋梨と購入。


ランチはLAS COLUMNASというバールで。魚介フライの盛り合わせ、ミックスサラダ、ビールにコーラ。すごい量だったような気がするが、完食。フライのお魚がなかなかの美味。


宿に戻り、お茶とお菓子でティータイム。と思ったのだが、買ってきたお茶がプーアル茶で、とんでもなく尖ったすごい味に……(その後日本でパートナーが飲んだときには問題なかったそうで、硬水との相性が強烈に悪かったようだ)。

一休みしたところで、イングレスに向かい、食品階で明日の朝食食材や紅茶(TWINGSしかない)を購入。しかしわざわざ遠いほうに行ったけど、食品と家庭用品系は近いほうでよかったらしい。ちょっとショック。

入れ直した紅茶は、ちょっとイガった感じだけどプーアルよりはずっと飲めた。ネットで買うと割引とのことで、バルセロナカードの申し込みを済ませた。 明日はチェックアウトしてバルセロナに向かうので、荷造り。


夜になり、タパスの本場セビーリャのバール、しかもバール料理本に載っていたCasa Moralesってすぐ近くじゃないか! ということで行ってみる。

……が、立ち飲み状態で、メニューがあるかも怪しく、スペイン語で日常会話ができないようでは敷居が高すぎる…。あえなく断念。ちょっと悔しい。

ほかのバールも見ていくがなかなか入りやすそうなところはなく、英語メニューがあってまぁそこそこ人気のありそうな5Jというバールに入った。

赤ワイン、水、ミートボール、ピーマンのグリル、イワシのマリネ。イワシのマリネはニンニクが強いけれどもおいしかった。ぶはー。


24日、晴。買ってきた食材と、キッチンを使って朝ごはん。トマトを油でソテーして、焼いたパンにたっぷりのハモン、チーズと一緒に。デザートには洋梨。贅沢だー。しかし備えつけの包丁がひどいナマクラで、恐しく切れなかった。


チェックアウトして11:00のトラムに乗り、サンセバスチャンから南の空港バス乗り場へ。 そういえばトラムはガイド本やインフォのマップと違い、サンセバスチャン終点じゃなくてサンベルナンドまで延びてるように思うのだが。

空港バスはサンタフスタ駅経由でけっこうな人数を乗せ、空港着。座っておいてよかった。

セビーリャの空港は小さく、ゲート外には何もない。Vueling航空への荷物を無事済ませ、セキュリティを越えて中に。中は広くてカフェもあり、綺麗。

しかし、ここでトラブル発生。バルセロナ行きVY2277が大幅ディレイとなり、13:45発のはずが16:00発になってしまった。バルセロナ着が予定よりずっと遅くなることになってしまったため、向こうではほぼ何もできないなぁ。

カフェでサンドイッチとコーラを買い、ひたすら待機。朝から体調の優れないパートナーはベンチで横になってぐったり。

はたして無事にバルセロナに着けるのか。

_ [cooking] チキンステーキ


鶏肉に強力粉をはたいて焼くだけ。マヨネーズをつけたり、オーブン焼きにしたミニトマトとも旨い。


2011年12月02日

_ [travel] スペイン旅行(4) バルセロナ〜帰国

セビーリャからの続き。


2時間半の待機を経て、ようやくバルセロナへフライト。これは狭い……。3-3座席でぎっちり。パートナーは隣の人が食べていたチーズサンドイッチの臭いでかなり辛そうにしていたが、機内でしばらく寝てだいぶ回復基調に。よかった。

バルセロナ空港着。荷物を受け取り、インフォでバルセロナカードを入手。受け取り証を印刷していないのか!と係のおばちゃんに溜息つかれて少々萎え。着陸時間が18:00近くになってしまったので、悲しいかなこの日のバルセロナカードの使い道はほとんどない。

これまでよりも少々治安(主にスリ)に注意したほうがいいので、荷物警戒レベルを少し上げる。


A1バスでカタルーニャ広場に行き、これまでの都市になかった人混みの中、ホテルDenitに着いたのは19:10。小綺麗でモダンな部屋、たっぷりお湯を使えそうなバスタブもある。静かという唄い文句なんだけど、廊下にいる客の談笑や、隣の建物のベランダ越しに聞こえる家族の会話は筒抜けに近い。冷蔵庫がないのもちょっと不便。WiFiはホテルのものではなく、公衆無線LANの3日間無料アカウントを渡された。


地下鉄でリセウ駅に行き、ランプラス通り。ジョセプ市場にバールがあると聞いてたんだけど、市場自体どんどん閉まっていってて、それらしいところは見つからず。ランプラス通り自体は華やか。

パートナーもあまり無理できない状態なので、体に優しそうなベジタリアン向けのお店maozで、野菜ピタパンと水。豆のコロッケとゴマソースを挟んだピタパンに、あとはカウンターに用意された生野菜・焼き野菜・オリーブなどをお好みで加えていくというスタイル。食べている途中で追加するのもOK。コロッケ、ドライトマト、オリーブ、カリフラワーフライ、ガーリックマヨネーズがおいしかった。


ちょっと元気になったので、すぐ近くのグエル邸に向かってみる。もちろん閉まっていたけれども、適度に禍々しい意匠でおもしろい。隙間から見える内装は豪華そうだった。


レイアール広場。夜は気を付けたほうがいいという話だったけど、パトカーや警官も常駐していて、広場自体はライトアップや雰囲気の良いレストランなどがあって楽しい。

地図上では近そうに見えて、ホテルからカタルーニャ駅までとそれほど変わらないように思い、広場から歩いてホテルまで戻ってみたのだけど、これは予想以上に遠かった。1駅でも地下鉄乗るべきだ。

ホテルでWiFiを使ってみるが、これがとんでもない曲者。DNSとWebのポートしか開いていない。メールを送ることはおろかSSLどうこうにかかわらず受けることもできないし、SSHで何か設定するということもできない。おまけにYOIGO 3Gとあまり変わらないくらい遅くなったりする。WiFi運営会社のFAQを見ても、「VPNを使えるようおたくのネットワーク担当者に相談せよ」とひどいことが書いてある。

とりあえず必要なときにはYOIGOのテザリングでしのぐことに。

TVはrac105という音楽チャネルが良い。ループではあるが新しいのからかなり懐しいのまでいろいろ、CMもほぼない。


25日、晴。パートナーもだいぶ回復。

朝はバスタブにたっぷりお湯を張って久々の入浴(なぜか栓がないので、ハンカチを突っ込んで対処していた)。

行程の中で、このホテルだけは朝食付き。冷菜ばかりではあるけれども、ハモン、チーズ、トマト、フルーツ、オレンジジュース、パンで満足。


バルセロナは初めてなので、一度は行っておかなければなるまい。ということで、サグラダファミリアを訪ねる。駅から出てほんとに目の前にあるんだなぁ。南の入口に回ってしまったけど、こちらは団体向けで、個人は北側だった。けっこうな行列があれど、進行も早く、それほど待たずにチケット購入。塔に登るためにエレベータ付きに(時間指定がある)。バルセロナカードでほんの少しだけ割引。並んでいる間に日が差して暑いくらいだったんだけど、夏でこれに並んだら死ぬね。


中に入ってちょっとびっくり。外観から重厚な教会になっているのかと思いきや、ピカピカキラキラカラフルのおもちゃ箱テーマパークのよう。ガウディのグニャグニャ生物感とある意味調和していると言えなくもない?


南側に位置する博物館。完成にはまだまだかかるけど、1年前に教会内部は完成したばかりで、ローマ法王が訪れて大教会堂認定されたらしい。


エレベータで上に。そこからさらに階段で登ると、展望台。遠くまでよく見える。

エレベータでここから下ることもできるけど、「螺旋階段」を見ないまま終わってしまうので、足で降りていくことにする。途中小さな屋外展望台もあって、こちらは足場に切れ目があったり壁にヒビが入ってたりと怖い人には怖そう(平気なはずのパートナーも、ちょっと尻込み)。

螺旋階段は終盤に登場。こちらも中心方向には柵がないのでなかなかスリリング。少々疲れたけど、歩いてみてよかった。エレベータでこれをスルーしてしまうのはもったいない。


サグラダファミリアの周囲はやたらとイタリア料理が多いので、イタリア人街みたいな感じなのかな。たまにはピッツァもいいよね、ということでGoogle Mapsで探し、評価の高かったEl Felinoへランチ。店員はノリの良いおっちゃん。アンチョビとオリーブのピッツァ、アボガドのサラダ、ビール、コーラと注文。久しぶりにピッツァを食べて良かった。やや厚めではあるけれどもクリスピー感は残っており、塩気も良い。地元の人も多そうな感じだった。


カルフールで水を買い、イングレスでずっと懸案だったバスローブやら、おみやげやら。バスローブは日本だとなかなか数がないんだけど、ヨーロッパだとパジャマ的な売られ方でいろいろある。


ホテルで一休みしてから、ジャウマプリメ駅経由、カテドラルへ。これはいいわぁ……。正統派ゴシックというべきか、重厚壮麗な建造と薄暗い照明での陰影が素晴しい。


両替を探してランプラス通りへ。何かアピールしている若者たちのデモが行われてた。

現金持ち合わせが乏しくなってきたので、Exact Changeで現金15,000円を両替するが、1ユーロ137円もしてひどい目に遭う。ATMで引き出すべきだった……。


ディアゴナル駅でカサ・ミラ、パセジダグラシア駅でカサ・バトリョと、ガウディ建築をそれぞれ外から見物。


夕食はホテル近くで評判の良かったMelic del Gotic。お客さんの入りもよく、店員もフレンドリー。1Fのほうがより雰囲気が良さそうだったのだけど、いっぱいなので2Fに案内される。

グリル料理が得意な店らしい。アンダルシアのソーセージ、サーロインステーキ、アーティチョーク、ビール、コーラを注文。パンはアンダルシアのパンコントマテ作りで、店員が「これがアンダルシアスタイルだ!」とサンプル代わりに生ニンニクを猛烈にこすりつけ、トマトを崩し、塩、オイルと加えて出来上がり。これはニンニク強すぎだ(笑)。

どれもおいしかったけど、ソーセージが肉の味の濃い粗挽きで特に美味。


26日、晴。明日早朝には帰国の途につかなければならないので、実質この日がバルセロナの最後の観光となる。昨日と同じくホテルの朝ご飯をおいしく頂いた。

皿を買いにリセウ駅へ。

一昨日の夜は寂しかったサンジョセプ市場、朝は活気がすごくて、わくわく楽しい。肉魚に野菜、オリーブ、スパイス、乾物、ワイン、フレッシュジュースなどなど。肉は豚を中心にウサギ、ニワトリに鴨というところか。牛はあまりない感じ。


目的のArt Escudellersはちょっと時間が早かったかまだ開いていなかったので、時間潰しにランプラスを下って海を観る。橋を渡るのはちょっとしんどいのでやめ。

開いたArt Escudellersで大きめのお皿を購入。ほかのお皿屋も探すが、こちらはあまりめぼしいものがなく。


ホテルへの戻りすがらにカタルーニャ音楽堂をチェック。前夜通ったときには特徴のさしてない建物だなぁと思ってたのだけど、これは別の建物で、音楽堂は1つ入ったところにあった。

ガウディ以上に名声を博していたドメネク・イ・モンタネールの最高傑作、らしい。装飾はガウディと似てるような気もするので、スペインはこういうのが好きなんだな。ガラス越しに見た内装は豪勢だった。一度見学してみるといいのかな。


一休み&帰国便ルフトハンザのオンラインチェックインの後、現代美術館方面。今回まだ挑戦していないパエージャを食べるべく、「オリヒナル」という店に向かってみるが、ランチ時なのに誰も入っておらず、ダメそうな雰囲気だった。ランプラス通り側に少し戻り、賑いがあって「本日のPaella」とある、雰囲気の良い「Raco de Bonsucces」に入ってみた。

ビール、水、ルササラダとポークソテーのプレート、そしてシーフードパエージャ。プレートは素直な味でおいしい。そしてパエージャは……うまい! スペインではこれまで3回食べていずれも「自分が作ったほうがマシだなぁ…」というガッカリなものだったので舐めていたのだが、これは本当においしかった。トマトとピーマンをたっぷり使い、水気も飛ばし切らないのがポイントか。検索でもヒットせず、目立った看板もなくて、シャッターを降ろしていたらまったく気付かないくらいのところだけれども、席が空くことなくお客さんが次々と入ってくる人気の店だった。料理の写真を撮っていたら、隣のテーブルのにこやかなおじいさんが「君たちを撮ってあげよう」と身振りで示してくれた。


現代美術館。建物からしてかっこいい。バルセロナカードの割引も少しあり。 現代というよりはちょっと古め(1950年以降のもの、だし)。特設ではボスニア・ヘルツコヴィナ紛争前?の緊張を感じさせる日常を描いたサラエボの映画が2種(ほぼ同じセット、シーンを別の監督が別の角度で撮ったもの)上映されていた。 ヨーロッパにとってこの紛争というのは身近に感じた直近の恐しい戦争、なのかな。


美術館前では国際文化祭みたいなのをやっていて、インド人留学生?によるダンス披露で観客がノリノリ。こういうのいいなぁ。


カタルーニャ広場の噴水前にはカップルがいっぱいいて、記念撮影の途切れることがない。 イングレスで最後のお買い物、それに朝食用のパンとコロッケを調達し、明日の帰国に向けてパッキング。皿が重いよー。

夕食はサンタアナというまぁまぁ評判の良さそうなバール。 ハモンとベビーほうれん草とルッコラのバルサミコ酢サラダ、ガリシア風タコ、コーラ(明日早いのでアルコールはやめておいた)。 サラダはおいしかったけど、タコは水気がべちゃっとしているし臭いが少々あって、ちょっと外れかな。


27日、晴。4:00(!)にNexusOneの目覚ましで起きる。ホテルにモーニングコール頼んだのに、一向にきませんよ…? 身支度を整えて、5:00にチェックアウト。レセプションのところでは、パーティー3次会のようなグダグダ集会が行われていた。そういえばレセプションフロアでの小さなパーティー請け負います、と書いてあったな。どうもこの対応でモーニングコール忘れられていたのでは疑惑。NexusOneがマナーモードでも目覚ましはちゃんと音として鳴る仕様で助かった。

空港バスは5:30からなので、荷物預けおよび7:15 boardingの飛行機に乗ることを考えるとちょっと不安なタイミング。おとなしくタクシーで向かう。もともとはもう2時間遅い便だったのだけれども、その便が秋から5分遅れのダイヤに改訂されてフランクフルトでの乗り継ぎ時間制約にひっかかって強制変更されてしまったという……。

チェックイン機で搭乗券を受け取るに少々手間取ったけど、無事に荷物も預け、昨日買っておいたチキンサンドイッチとコロッケで朝食。20人くらいの日本人ツアーに2人のガイドさんが付いているのを目にした。たいへんだなぁ。食べている間にチェックイン機や荷物預けの列もどんどん長くなっていたので、早めに来ておいてよかった。

セキュリティ通過後、まだYOIGOのチャージが十分に残っているのでパートナーに貸してご実家等への電話。SIMカードを20ユーロで買って、うち8ユーロをネット利用、数セントをセビーリャでの通話と実験的に出したSMS、という感じでまだまだ余りがある。国際電話へのかけ方が最初よくわからなかったけれども、単に頭に00を付け、0081(先頭0抜き日本の電話番号)とすればいいだけだった。全部で20分くらい通話していたと思うけど、3ユーロ程度。安い。

LH1125はA321で、あいかわらず何もないけど足元も幅も広くて楽。甘みがあってけっこうおいしいハムチーズサンドが出てきた。雪が被ったスイスの山脈が綺麗。


定刻10:05にフランクフルト到着。 成田行きLH710は12:30 boardingで当分ヒマなので、行きと違って慌てることなくAからCに向かう。

が、エリアCにさっさと入ったのは失敗だった。この空港のショッピング・レストランゾーンはどうやらB内だけで、AやBの外に少し店舗がある、というくらい。Cは一旦中に入ってしまうと、ビジネスラウンジとしょぼい免税店としょぼいカフェしかない……。外ならCの地下にスーパーがあったらしい。くぅ。

WiFiもフリーなものなどないので、まったく何をすることもなく、ただ呆然としていた。そういえばYOIGOはローミングでTelecom.deにつながり、日本にも00発信でかけることができた。パケットはAPN設定がうまくできず、そもそもローミングできるのか不明。


行きはギリギリだったからよくわかっていなかったけれども、最初から待っていると、エコノミー乗客しかいないだけなのに、広い待合室の椅子がほぼ埋まってしまって、あぶれて立っている人がわらわらいるというA380の大きさがわかる。

搭乗。やっぱり横狭い。近くにはこれから日本に行くのでテンション上がってきた!という感じの若者ドイツ人ご一行。いろいろお行儀が悪い。

うとうとしている間に飛んでいるかと思ったら、まだ滑走路に向かう途中で止まっているだけだった。離陸までけっこう時間かかるねぇ。

映画は行きと同じラインナップでがっかり。とりあえず『Green Lantern』を観るが、途中でまたもメディアシステムが故障。再起動中に見慣れたXのグレー背景とカーソルが出ていた。そういえばLinuxなんだね。復旧したところで続きから。王道のB級で、まぁ面白かった。しかしこれも『マイティ・ソー』も、なんで宇宙人のネイティブ言語が英語なの、というツッコミをせざるを得ない。

この後は以前にも観たけど『トゥルーマン・ショー』。一度字幕で観た経験があると、英語で言われててもこういうこと言ってるんだな、とわかりやすいのだな。英語の勉強にはこういう方法がいいのかも(近いスパンでの繰り返し視聴は拷問だが)。

行きに飲み損ねていたスパークリングワインは、炭酸がちょっと強すぎて、少々苦しかった。 2回の食事は、豚カツ煮(けっこうおいしい)、卵とじゃがいも(これもけっこういける)。おにぎりも1つ頂いた。

日本海上空でちょっと揺れた以外は概ね順調なフライトで、28日朝に成田に到着。 荷物はどんどん出てきてはいたのだけれども、なにぶん数が多いし、荷物受け取り周りで人がごった返すので、自分の荷物が出てくるまでにはそれなりに時間がかかった。大きいことにはデメリットもいろいろあるなぁと思った次第。そういえばYOIGOはソフトバンクローミングになっていた。

すっかり空っぽになった冷蔵庫の補充のために買物をして帰宅。 皿も割れておらず、五体満足、風邪にもならずに無事に帰ってきてよかった。 28日まで休みにはしているけれども、在宅でいろいろたまった仕事やらメールやらを処理する。

おしまい。

気付きはまとめのほうに。

_ [cooking] ポトフ


ウィンナー、キャベツ、じゃがいも、人参、玉葱、ニンニクで。野菜スープを堪能する。


2011年12月03日

_ [cooking] しめさば、豆腐と油揚のとろとろ煮


渋谷で打ち合わせと社内作業があったのを幸い、渋谷東急プラザでしめさば可能なサバを買ってきた。 もっと塩は思い切って入れたほうがよかったな。 豆腐煮は煮た後に重曹を入れる、という、はてブに載っていたもの。 そんなに悪くはないんだけど、作ってるところを見るとちょっとケミカルにも感じるかも…。


2011年12月04日

_ [cooking] タコス


ひさびさにコーンのハードシェルでタコス。食べにくいけどおいしいね。しかしこのハードシェルでカタログどおりに巻けるとはとても思えないのだが…


2011年12月05日

_ [cooking] きんぴらごぼう、きゅうりのぬか漬け


鶏肉、ごぼう、人参でいくぶん濃い目の味付けに。


2011年12月06日

_ [cooking] 牡蠣のパスタ、ナスのロースト


牡蠣をたっぷり入れて。もう少し安く入手できるといいんだが。


2011年12月08日

_ [cooking] ハッシュドビーフ


パートナーが忘年会なので1人ゴハンだけど、ちゃんとしたものが食べたかったので弁当や手抜きではないものを作ることにした。 マッシュルームを安く大量に調達したので、たっぷり入れた。


2011年12月09日

_ [cooking] オムライス


オムライスに残りのハッシュドビーフがけで。まだソース残ってるので、これは明日パンと一緒かなぁ。


2011年12月10日

_ [cooking] 羊と野菜のピタパン包み


グラナダとバルセロナを思い出しながら、それぞれをミックスぎみにピタパンにスタッフド。 羊肉はスパイスたっぷりでミディアムに焼き上げ。 ナスとピーマンはローストし、緑オリーブ、戻したドライトマトと一緒にオイル漬けに。 人参は細く切って塩とビネガーで和え。 ゴマペーストとマヨネーズを混ぜる。 あとは、これを軽く焼いたピタパンに詰め、少しだけフライパンで全体をあたためてから、ヨーグルトを肉のまわりに付けながら食べる。 これは旨い…。


2011年12月11日

_ [cooking] 鶏肉と野菜の煮物


たまには和風に。鶏肉、ネギ、じゃがいも、人参、玉葱の煮物。


2011年12月12日

_ [cooking] 長浜ラーメン


最近はスーパーのラーメンはつけめんばっかりで、非常に困る。つけめんは何がいいのかいまいちよくわからない。 味噌のいいのが売ってなかったので、久々にトンコツ。 チャーシュー、もやし、ネギ、椎茸、きくらげで。やっぱ太麺味噌のほうが好きかなぁ。


2011年12月13日

_ [cooking] カレイのムニエル、ポテトサラダ


綺麗なカレイ身が売っていたので、これをムニエルに。淡白なのでマヨネーズを少しつけながら。


2011年12月14日

_ [cooking] ウィンナーとナスのトマトパスタ


冷蔵庫の整理がわりに。イタリアみやげのねじりパスタもこれで終わり。ラザニアパスタを巻いたようなごっついパスタで、なかなか扱いが難しかった。 茹でるのに15分かかったし。


2011年12月15日

_ [cooking] パエージャ、サラミ


バルセロナのパエージャには負けるが、まぁまぁおいしくできたかな。 サラミはかなーり前に調達してきたもので、冷蔵庫に入れていたんだけど、ふと見たら皮にカビが生えててアワワ。 とりあえず中は変な風にはなっていなかった。最初奇妙な味がして不安だったものの、パエージャに乗せて温めてみたら脂が適度に溶けておいしくなった。


2011年12月17日

_ [cooking] たら鍋


スープと野菜多めというリクエストで、たらの鍋。食べた食べた。


2011年12月18日

_ [cooking] ポトフ


冷凍庫で眠っていた牛かたまりで。玉葱、セロリ、人参、じゃが芋でシンプルに。


2011年12月19日

_ [cooking] 鳥の唐揚げ、ほうれん草のおひたし


トリカラ充になりたかったので、大いに鳥の唐揚げを作るの巻。やっぱモモでしょう。


2011年12月21日

_ [cooking] カルビステーキ


渋谷のニュークイックで買ったカルビステーキ。レアだとちょっと食べづらい感じだったので、ミディアムまで焼き直した。


2011年12月22日

_ [cooking] いわしの干物、かぼちゃと鳥挽肉の煮物、きゅうりのぬか漬け、豆腐となめこの味噌汁


冬至らしくかぼちゃ付き。最近焼き魚自体を食べておらず、いわしも久々。


2011年12月23日

_ [cooking] うどん


鶏肉、白菜、しいたけ、ネギで。ほっとする。


2011年12月24日

_ [cooking] ハンバーグステーキ、エンサラタルサ


映画や買い物で回って疲れたので、今年のクリスマスイブ料理は簡単めに。 牛挽肉でハンバーグを作ってみたけれども、合挽と違って脂が少ない分、ちょっと味気がないかな…。 デミソースとかマスタードソースとか作らないとだめなのかも。 エンサラタルサ、つまりロシア風サラダはどこがロシアなのかよくわからないスペイン料理。 要するにマヨネーズたっぷりのポテトサラダとツナ、グリーンンピース、ニンジン、オリーブを混ぜたもの。 ちょっとポテトが固かったので、次回再挑戦。


2011年12月25日

_ [cooking] 燻製と焼き野菜


ボンレスハムとウィンナーを燻製に。野菜のほうはオーブン焼きで。 ボンレスハムは市販の安いものを少し水抜きして使ったのだけれども、増粘剤が多いのか、肉自体の味気が薄い。 やっぱちゃんと肉から仕込まないとだめか。ハーブ入りのウィンナーはなかなかよかった。


2011年12月27日

_ [cooking] 牛肉とごぼうとこんにゃくの炒め物、きゅうりのぬか漬け


もともとは芋煮に使おうと思っていた材料だけれども、里芋を買って調理するという機会がないまま日が経ってしまったので、そのまま炒め物に。 ごぼうは下茹でし、残りとざっと和風味付けで炒める。これでも十分おいしい。


2011年12月28日

_ [cooking] カチャトーラのパスタ


パートナーは明日から帰省とのことで、あまり食べないであろう洋食にする。鶏肉、玉葱、ナスにトマト缶で。


2011年12月30日

_ [review] アンダーグラウンド

アンダーグラウンド [DVD]
エミール・クストリッツァ
パイオニアLDC
¥ 8,978

パートナーが8年越しくらいで観たいと言っていた映画。 Amazonの情報を見るとわかるようにメディアは絶版でプレミアが付いており、普通のレンタル屋でも入手不可能。

ひょんな経緯で渋谷のシアターNでリバイバル上映をしている(というか9月にも一度やっていたらしい)ということを聞き、クリスマスプレゼント代わりに2人で観に行ってきた。

リバイバル上映初日ということでシアターNが混んでいないかちょっと心配だったのだけど、かなり空いていて、15分前到着であっさり初日初回に座ることができた。 席は自由席で、傾斜がゆるい上にスクリーンが低いので、座る場所を選ばないと前の人次第ですごく見辛くなりそう。特に本作は3時間あるので、うまく観られないとストレス高そう。

1941年のベオグラードでの騒々しいブラスとバカ騒ぎから始まる、50年にわたる物語。詩人のマルコ、電気工事師のクロ、女優ナタリアの3人は、ナチス侵攻とパルチザン、チトー政権下のユーゴ共産党、そして内戦と、変転に巻き込まれていく。 50年の歴史をつなぐのは、ナチスから逃れて一族郎党が隠れ籠り、地上の歴史と断絶した地下室、すなわち「アンダーグラウンド」。

登場人物は誰もかれもろくな終わり方をしない悲劇的な物語ではあるのだけれども、陽気なブラスバンドとブラックなユーモアが、本作を喜劇たらしめている。あぁ、フランツだけはつくづく可哀想だ……。ところどころ記録映像を加工した場面が入っているので、当時のユーゴの歴史や実在の歴史人物の顔を何人かでも知っていると、より楽しめると思う。

ただ、「20世紀ベスト10に入る傑作映画」という触れ込み、確かにおもしろかったが「クストリッツァの」と付けないとちょっと無理が(笑)。そういえば番宣の『ゾンビ大陸アフリカン』のB級感がすごかったなぁ…(『オジー降臨』もB級な雰囲気が…)。

クストリッツァ監督の『ライフ・イズ・ミラクル』はメジャーレーベルで普通にレンタルできるようなので、こちらはそのうち家で観てみたい。


2011年12月31日

_ [life] 2011年をふりかえる

お仕事。2010年に完了したのは、編集 10冊、DTP 17冊、電子書籍関連 9冊、セミナー等 4案件。編集とDTPは一部重複。サバ管は毎日(今日は出社してOSのアップデート)。 編集にかかわった書籍のうちの半分は増刷がかかったようで何より。 年末年始もいろいろ進行中。

旅行。台湾(台南)、レダン島、沖縄、河口湖、西安、スペイン。国内旅行もわりといいものだ。来年は頻度はもっと少なくなりそう。長距離飛行に体がついていかなくなってる気がしている。

地震。インフルでぶっ倒れて在宅だったのは、却って幸運だったのか。コップ1つが割れたのと洗面所の扉に傷が入った以外は、自分やパートナー・親族まわりで被害はなし。原発事故以降はいろいろな人の物の見方・意見が鮮明に出て、生き方そのものが変わってしまったという人も。情報が錯綜して偏った方向に走りがちな状況に憂い。そういえば、地震で自分は被害を受けなかった代わりに、台風では列車が全部止まってだいぶひどい目にあったので、こちらのほうが印象が強かったりする(一緒にすんなというツッコミは把握)。

良かった買い物。

  • Mac Air。軽い、速い、必要なものが全部入れられる。ただし外付けマウスは必須
  • DSC-TX5。スノーケリングのお供に。メニュータッチパネルの挙動がちょっと怪しいのが玉に瑕。
  • ドラム洗濯機清掃。乾燥がおかしくなったので修理というか清掃をしてもらったところ、すこぶる調子がよくなって「こんなに早く乾燥できたのか!」というくらいの驚き。定期的に清掃を頼みたい。
  • オーディオ変換アダプタデュアルジャック。エアバス系の機内の2ピンヘッドフォンプラグを普通の1ピンに変換するアダプタ。エコノミのヘッドフォンは使えたものじゃないので、今後も必需品。
  • 燻製鍋。fjtさんのところのような本格燻製は難しいけれども、加工済みのものに一癖加えたり、スモークチキンや小さなベーコンを作るのに。
  • ScanSnap。自炊目的ではなく、(多分本来の用途である)書類のスキャニング。手組DTPに渡す場合には、アナログながら赤字で渡すのが一番。ただリモートで紙は渡せないので、スキャンしてPDFを送る。オフィスならでかくてADFもしっかりしている複合機があるんだけど、ScanSnapはまだ全部うまく1回で取り込ませるのは難しい。
  • スノーケルセット。ツアーなどで支給される用具は良くないので、一式買ってみた。フィンは予想外にかさばるので微妙だったけど、ドライスノーケルとマスクは買って大正解。ラッシュガードもよかった。
  • さくらVPS。無償提供いただいていたDCからいよいよ撤退するため、実PCで運用していたサービスを移行。前ほど無茶な使い方はできないし容量も小さいけれども、ハードウェアトラブルを心配しなくてよくなって管理はしやすくなった。

出会い。会社に新しく来た方々とは信頼を築けただろうか。今年は他社のDTPの方々との出会いが多かった。そんな縁で来年はPAGEの無償セミナーでお話をすることになってしまったり。RubyKaigi、TeXユーザの集い でもいろいろな出会いがあった。で気付いたのだがDebian関係のイベントに全然出なかったわけだな……。

執筆。もしかして: 今年は全然書いていない。書く暇もなかった感じ。2誌からDebian関係原稿の依頼をいただいたものの、時期的にとても動けそうもなかったので、友人たちにお願いしたくらい。来年こそ時間を作る。

あと30分で新年。みなさま良いお年を。

_ [cooking] 年越しそば


出来合いのちくわ揚げ、かき揚げで。トースターで温め直したらちょっと焦げた…。