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KeN's GNU/Linux Diary


2012年08月01日

_ [travel] 佐渡島旅行

もう先月のことになるけれども、佐渡島に能を観に行ってきた。

あいにくの天気で「薪能」ではなくなってしまい能楽堂での見学となってしまったし、見所も半減的な部分ではあったけど、まぁまぁおもしろかったかな。 レンタカーがないとやっぱ島の観光は難しい。今回はファミリーオ相川のスタッフの方々にとても助けられた。


早朝の東京からMAXとき。2階席は視点が高い。朝食に買った崎陽軒のシューマイ弁当は……フツー。


新潟着。駅まわりは大きい。バスで新潟佐渡汽船港へ。


港はJRの駅構内っぽいかんじ。 船酔いに弱いので、アネロン服用の上で、ジェットフォイルでずばばっと向かう。空いていたので、3席占拠してちょっと寝た。ジェットフォイルは航空機エンジンをベース(ボーイング社設計、川崎重工ライセンス生産)に、海面から浮上して滑空するように進む。巡航80km/h、乗ってる感覚も離着水時は船、離水後は飛行機のような揺れ感。


1時間ほどで佐渡両津港着。観光局で地図をもらう。


とりあえず昼食を探す……が、ターミナルから出てみたものの、せつなそうな喫茶店とか寿司屋がぽつぽつ、しかない……。そうですよね、皆さん車ですよね……。宿のファミリーオ相川の送迎ワゴンが停まっていたけれども不在の模様。 公園の塔にある能面が怖い。


ターミナルに戻って食堂「海鮮横丁」。私はぶり刺身丼、パートナーは佐渡商店街が最近売り出し中のぶりカツ丼。さすが米どころ、お米がたいへん美味い。ぶりもまぁ悪くない。ぶりカツもそこそこいける感じだった。飲み放題のアラ汁は2杯飲む気にはならないな。ターミナルの食事としては悪くないところ。値段もそう高くはないし。


送迎タイムまではまだ時間がある。ちょっとさっきのワゴンのところ行ってから時間潰しに散歩でもするか、と向かってみると、宿の方がちょうど時間潰しをしているところ。今日は別の団体と我々が送迎を頼んでいて、団体はマイクロバスのほうを使うから、ワゴンは実質貸し切り状態。チェックインまでにはまだ時間があるので途中観光立ち寄りながら向かいましょう、というありがたいオファーを受け、佐渡について説明いただきながらドライブ。いろいろ風光明媚なところはあれど、土建が主産業でなかなか観光整備には回らないそうだ。島といってもけっこう大きく、千種・金井のあたりはロードサイド店の感じが千葉の江戸川台っぽい。ツタヤやヤマダもあった。


七浦海岸の夫婦岩。水綺麗だけど雲行きがちょっと怪しい……。


今回のサイドディッシュと考えていた尖閣湾海中公園へ。本来はバスか宿から自転車で、と考えていたので車で送ってもらえたのは幸運。しかも、当初考えていた達者の公園より(もう1つ遠い)揚島の公園のほうが設備が整っているようだ。天気は悪いが風光明媚。


洞窟を抜け、遊覧グラスボート。実質貸し切り(カモメがずっといたけど)。あいにくの天気で透明度が悪く、魚も底もよく見えなかったけど、尖閣湾のダイナミックなフィヨルドを堪能。


小さな水族館も併設されていたので、見物しつつ休息。雨足がちょっと強くなってきた。


ちょうどいい時間になったのでファミリーオ相川へ。部屋は小綺麗。SBの電波も普通に入るよ。国立公園内なので周囲には何もないけれども、そのぶん静かで居心地がいい。温泉もよかった。

夕食はバイキングとお刺身。お米と海藻の味噌汁がおいしい。「目の前の海で穫れたサザエ」がひどい味だったのだが、これは味見しなかったのだろうか…? 全体に(サザエを除けば)悪くはないんだけど、このホテルの唯一の弱点と挙げられているとおり、ちょっと夕食は寂しい気がする。料理を保温しておくようにするだけでも違うんじゃないかな。


朝。超晴れたー。さすが国立公園、絶景が広がっている。と散歩していると、どんどん雲が……。山のあたりはガスが巻いている。 カメラのバッテリ充電を忘れたため、朝食は撮影できず。もずくとお米がおいしかった記憶。


チェックアウトし、相川まで送迎。また貸し切りなので、相川手前の千畳敷で降ろしてもらう。 当初の雨は止んで晴れ間が出たとたんに猛烈に陽射し強い。 千畳敷のほうは海面を散歩しているかのように楽しめる場所みたいなんだけど、潮が満ちていたのと、雨で海が荒れていたこともあってあまり進めず、残念。


相川の中心街までぷらぷら。昼食を探したけどあまり良さそうなところがなく(この日は能を見るために夕食が早いのであまり重いものは避けたいというのもある)、タイミングよく来たバスで両津港へ向かう。そういえばバスの目印になっていた佐渡会館は潰れてるんですかね、改築?


加茂湖そばの吉田屋。まだ部屋の準備ができていないということで、湖を見つつ、喫茶店でトーストの昼食。商店街を回ってみるも、かつて賑やかだったであろう地域は完全にシャッター街と化していた。きびしい。


あまり期待していなかった部屋だけど、入ってびっくり、えらく広かった(最初4畳だけの部屋が目に入って「え?」と思ったのだけど、ここは化粧用の間)。 温泉はファミリーオよりも小さい上に人が多くて今一歩。雨がひどいため、屋上の露天風呂も利用できず。

夕食は品数がどっと並ぶ。とはいえ、カニ、特に自分で身を取り出すものはあまり好みでないので微妙なところ…。焼き魚はおいしかった。


雨がひどくなっているため、諏訪神社での薪能開催は中止し、金井能楽堂に場所を移すという連絡。佐渡バスの送迎(無料)を頼んでおいてつくづくよかった……(予約確認のときに教えてくれてありがとう、吉田屋さん)。

残念ながら「薪能」というメインディッシュから格下げにはなってしまったものの、正面一番前の特等席(パイプ椅子だけど)、わずか1人500円で能を観賞。演目は船弁慶。小鼓の声と、船出の狂言風節回しが良かった。地謡の方々は雑談聞こえすぎ…(笑。


またしても超晴れたー。これが昨晩の天気ならよかったのに(泣)。 朝食は普通な感じ。もずくはファミリーオのほうがよかったな。しかし本当に野菜ないね……。


チェックアウトして、港まで歩き。うーむ、お寺が少しあるという程度で何もない…。ターミナルでおみやげを買い、再びジェットフォイルで新潟まで。また3席占有で寝てた。


新潟港着。バスで新潟駅、駅ビルで弁当権と交換した弁当と、野菜補給の惣菜を食べ(オクラとひじきのサラダ美味しい)、新幹線で夕方前には帰宅。

_ [cooking] うなぎ素麺、筒菜の炒め物


少しだけ鰻が安くなっていたので、買ってみる。ひつまぶしなどにするほどの量はなく、素麺の具材の1つとして。オクラをさっと茹でて切ってみた。 なかなか良い感じだ。