2013年08月07日
_ [travel] トルコ旅行 #3
朝食の野菜がちょっと豪華になって人参のサラダとか赤ピーマンのマリネとかある。おいしい。ホテルマダムに無駄になってしまったトプカプ宮殿入場券を誰かにプレゼントしてね、とお願い。明日はチェックアウトしてカッパドキアに移動するので、空港シャトルバスも予約する。
残りわずかのイスタンブールカードにリチャージしようとするが、ギュルハーネ駅にはリチャージ機はなく、スルタンアフメット駅のは壊れてる……。しょうがないので初めてトークン(ジェトン)を購入。プラスチックのおもちゃコインっぽい。
かの有名なグランバザールへ。ツーリストプライスなので買うつもりはないが、時間の余っているときにぷらぷら見る程度なら悪くない。銀細工物、ランプ、布製品などなど。バザール内の両替はレートがいい。この先の旅費を計算して、少し両替しておいた。
そのまま商店街を抜け、エジプシャンバザールへ。商店街はツーリスト向けではなく、雑多ながら良い雰囲気。PTT周辺には安くてよさそうなロカンタがあった(昼はラマザンで閉まってた)。
パスターネで一服。バグラワおいしいれす。ちょっとラードのような香りがするバターたっぷりピスタチオたっぷりのパイのシロップ漬けで、チャイとの相性が抜群!
昼食どうするかねぇとスィルケジ駅付近のロカンタ前をうろうろしていると、ホテルマダムに会う。「ここはツーリスト向けで高いだけで良くないから、ヤメなさい! いいところに連れてってあげる!」と結局初日のロカンタ通りに(笑)。ここは良い店、ここも良い、と挙げていった中には初日のお店もあったので、外してはいなかったようだ。
もともと目星を付けていたこともあり、お勧めに従ってガイドにも載っているピデ屋「ホジャパシャピデジスィ」で鳥のピデとチーズのピデ。青唐辛子をかじりながらサクモチのピデを堪能した。そういえばここのトイレで初めて「トルコ式」を拝見。洋式に慣れた身にはこれはなかなか難しそうだ。
こんな看板もあった。お疲れさまです。作業着着た日本人はちらほら見かけた。
宿に戻り、荷造り。
携帯のほうは無料100MBがいよいよ切れて従量課金が始まってしまったので、定額パケットプランを調査。残り16TLしかないため、1GBプランなどを契約するにはリチャージしないといけない。が、一番使うであろうイスタンブールはもう終わりで以降はここまで頻繁には使わないだろうし、100MBでここまでできたのであれば500MBや1GBは絶対に使うまいと判断し、14TLの250MBプランを申し込み。「YENI 250MB」を番号2222にSMSで送るだけ。「KALAN」を送れば現在の残高・パケット残量なども教えてくれる。
休息にあてて、ご飯は適当に旧市街なり新市街なり……ということも考えたものの、最終日がこのまま終わるのもなんとなくもったいないよね、ということであまり情報がないがオルタキョイという、イスタンブールのナウでヤングなスポットに行ってみることにした。
スィルケジ駅でイスタンブールカードにリチャージし、カバタシュ駅までT1、そこから市バス。オルタキョイは途中停車駅なので、終点名ではわからない。バスの横に書いてあるルート地名を見て、「オルタキョイ?」と運転手に確認し、乗車。ユルドゥズ公園あたりまではかなり渋滞していた。西日が強烈でクラクラする。
実際に目にしたオルタキョイは横浜とお台場のミックスのような感じ? ボスポラス大橋を眺めるようにオサレ系なレストランが海側に立ち並んでいる。ここにはオルタキョイメジディエジャーミィという素敵なモスクもあるのだが、修復工事中で囲まれてしまっていた。
ここの名物屋台料理として、ふかしたじゃが芋に豆など好みの具を詰め込んだクンピルというのがある。陸側にはこの屋台がずらっと常設。とはいえ、おやつにこれを食べたら夕食に差し支えること間違いなしなので、今回は断念。
海側のレストランはいまいち高くてピンと来ないので、バス通りのほうに戻ってうろうろしてみる。DURUMCEというケバブ店が流行っていて雰囲気も良く、何より「レバーケバブ」という品に目を奪われた。
シシケバブ、レバーケバブ、スープと注文。パンや生野菜サラダ、トマトとタマネギのサラダは自動付帯。おぉぉ、これはたまらん。うますぎる(しかし材料命なので再現は無理だよな…羊レバーなんて入手できない)。
その後続々と人が入ってきて満席になるが、前菜や飲み物が目の前にあるのに手をつけない人が多い。そうか、今日のラマザン明けを待ってるのか! ラマザン明けに立ち会うのは初めてなのでどういう感じなのだろうとわくわく。
本当は大砲が鳴るらしいんだけど、特に音はせず、そわそわと飲み物の開栓などがされていく。20:15頃に店員がテレビを点けると「ラマザンは終了です」みたいなことがアナウンスされてるのかな、それを契機に食事開始。もっとどっとお祭りのような大騒ぎになるのかと想像していたのだけれども、黙々と皆食べ進めるだけで静かなのは意外だった。
カバタシュ行きのバスがすぐ来たので乗車。空いた夜道をぶっ飛ばしてスリリング。カバタシュからはT1トラムでホテルに戻る。
翌朝。いよいよカッパドキアに向かう。チェックアウトを済ませ、Hotellino最後の朝食。チェックイン前に朝食、チェックアウト後に朝食、とちょっとおかしい(笑)。
シャトルバスはミニバンで、お客は欧米人3人と我々の計5人。30分で空港に到着した。しかし我々が乗るのは国内線なので、国際線ターミナルからはえらく離れている…。国際線入口の荷物検査をまず抜けたあと、指示看板に従ってひたすら歩く、歩く。
チェックインは無事にでき、再びセキュリティ、ゲート前。が、搭乗時間が近くなってもゲートの表示が変わらないのでスクリーンを確認したところ、ゲートが変わっていた。アナウンスはまったくなかったような…。セキュリティで水を没収されてしまったので高い売店で買い直し。
機体はA321で、非常口前の足元広い席で楽々。そういえば特に英語かトルコ語できるか?とは聞かれなかったなぁ。
サンドイッチの機内食が出たので、お昼の心配はいらなくなった。わりとおいしい。
定刻にカイセリ空港到着。宿に頼んでおいたシャトルバスのドライバーがサインボードを掲げていたのですぐにわかった。もう1組同乗するはずが行き違いかやってこず、結局我々とドイツの女子高生の3人によるカッパドキアギョレメまでのミニバンの旅。高校生が友達をあてに1人旅とかすごいなぁと思ったけど、ドイツから4時間でほいっと来れちゃうのか。うらやましい。東京からその時間だと、台湾以外は……。車内で鶴を折ってみようと試みたものの、二人とも見事に失敗(笑)。折紙はコミュニケーションやプレゼントにいいので、次回からちゃんと持っていって練習もしておこう。
宿泊のサフランケイブホテル到着。チャイをいただきながら説明を受ける。地下都市に2つ行くという標準のツアーはないため、ホテル手配で車をチャーターするプランを翌日向けに申し込んだ。
部屋は、事前の写真がだいぶ美化されていて、実際の内装は趣味がいいとは言えないか…。清潔ではあるけど。外の強烈な陽射しに対し、湿気がないために室内はちょっと寒いと感じるほど。扉の外はオープンロビーで、やや話し声が漏れてくる。
周囲を散策。いきなりいろいろおかしい岩がたくさんある。そして日向と日陰での体感気温差がすさまじい。ギョレメはもっと小さい街を想像していたのだけれども、さすがは世界の観光地、食事処やおみやげ屋はたくさんあるし、ガイドには書いていないが両替所も普通にあった。格子状ではないので、ぐるっと回ろうとするとちょっと迷う。
カフェで一服、バグラワとチャイ。いいねぇ。
宿に戻って夕食候補探し。パートナーは疲れが出てぐっすりお休み。Hotellinoはベッドが固くてちょっと痛かったのだが、ここのベッドはわりと寝やすい。
予約必須と書いてあるがとりあえず見てみるか、ということでTOPDECKという山の上のお店に向かう。が、今日休みだった(笑)。石や土の家が立ち並び曲がりくねった山の道はモロッコを彷彿とさせる。
第二候補はアナトリアンキッチンというお店。ラムの壺焼きがお勧めという口コミを見て、前菜盛り合わせ、ラム壷焼き、アイラン(塩ヨーグルトドリンク)というチョイスで。アイランはそのまま飲むにはちょっと違和感が…ヨーグルトソースの気分で肉と一緒ならいいのかな。壷焼きは口コミどおり美味。アイリッシュシチューっぽい。
ギョレメでは中国人旅行者をよく見かけた。日本人も多い。欧米人は炎天下Tシャツでチャリで走っていて、頭おかしいと思った(笑)。
日が沈むと途端に寒くなる。ウィンドブレーカー必須。
翌朝が早いので、簡単に洗濯とシャワーを済ませて就寝。