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KeN's GNU/Linux Diary


2015年01月29日

_ [travel] ラオス ルアンパバーン旅行 (2)

(1)より。


夜と朝に少しお仕事。遅めの朝食はもう一度卵を選んでみた。やはりおいしい……。


パートナーの目に雑菌が入ってしまったようで充血がひどいため、Daraマーケット周辺の薬局に向かう。前回で歩くにはちょっと遠かったので、今回はツクツクに乗車。最初4万Kipと言われるが、ホテルで聞いたとおり1万Kipで締結。薬局で薬用目薬を入手。


軽く昼食探しもカオソーイ店は不明。ヴィスンナラート寺院に寄ってみた(ここは珍しく無料のトイレもあった)。人も少なくてまったりした雰囲気。

Google Mapsによれば近くにローカルのレストランもあるということだったのだが、場所はわからなかった。


手工芸品を扱っているコップノイというお店を見てみる。高いので買えないけど、趣味の良い品が多い。


裏手から「プーシーの丘」と呼ばれる小高い山を登ってみることにした。384段あるらしい。途中に検問所があり、1人2万Kip払う。頂上は街を一望できる素晴しい眺め。


メインストリート側に下ると、シックなお寺があった。壁画が印象的。


ようやく昼食。ラオス風サンドイッチはパリっとしたフランスパンに中華風の醤油炒めが挟まっていて、おかずパンっぽい。醤油とパンのミスマッチ部分はマヨネーズがうまく埋めている。カオソーイは辛く美味いがニンニクがかなり入っていた。


パートナーからおみやげにちょうどよいラオスコーヒーを売っている場所があるとのことで、メコン川沿いへ。

パートナーが選んでいる間に、かの有名なメコン川の夕日を撮影。これは絵になるなぁ。


選べたはよいが、なんとお金が足りない。少しまけてくれれば足りるんだが、値札の付いたものはビタ一文まからん(多分オーナーじゃないし)みたい。閉店15分前となる中、あわててメインストリートのATMで引き出し。MoneyTを使ってVISAのATMから無事に引き出せた。閉店5分前に戻って購入。

ナイトマーケットが始まっていて、パートナーがココナツ風味のドリンクとココナツ団子を(ちなみに団子はおいしかったが、翌日にはもう痛んでいた……)。


昼に場所がわからなかったアッサリン食堂は単にGoogle Mapsが間違っているということが判明。観光案内所でもらった地図にちゃんと載っていた。さほど遠くないので、荷物は若干重いものの向かう。

観光客のほかにも地元の人もけっこういて賑わいのある中華系料理屋だった。チャーハンが一押しらしいので、バジル入りチャーハン(ダックと豚)を頼む。塩気は強めだが、添えられるスープを飲みながら食べ進めるとおいしい。

ツクツクで帰ろうとしたがまったく通っていなかったため、メインストリートまで戻って捕まえて戻る(やっぱり4万Kipから交渉開始。ある意味わかりやすいな)。


朝はパンケーキにしてみた。シナモンとザラメを混ぜたようなパウダーがかけられていて、甘味は控えめなヨーグルトが添えられている。おいしい。パートナーはお粥。ジャムがとてもおいしかったのだけど、パイナップルのジャムらしい。街でジャム瓶をほとんど見かけないけど、どこで買えるんだろう……。


APSARAに別れを告げ、次のMy Dream Resortへ。迎えの車で15分ほど。地図上では近く見えたのだけど、車だとどうも遠回りの道じゃないとたどり着けないようだ。

My Dream Resortはナムカーンの対岸側(空港のある側)で、APSARAの人通りにぎやかなほうと違ってローカルな感じがある。バンガローの部屋は広々。あれ、バスルームとリビングの仕切りがないぞ……というか、ベッドから丸見えなのだが……。あと、珍しくここはトイレに紙を流してもよいっぽい。

敷地は広く、トロピカルな木々や植物が植えられている。ただまだ敷地拡張の途中なのか、一部はまだ小さいものも。数年するともっと立派になってそう。プールもあったので水着持ってくればよかったか。


自転車の無料貸し出しをしているので、さっそく周辺探索へ。マーケットが近くにあるみたいなので行ってみたのだが、午後に行ったところでは店閉まいしているところも多く、そもそもゴハンどころが見当たらない……。

バイクの後をついて古い橋を渡り、見慣れたメインストリートへ移動。


自転車だと近いな、おい。APSARA滞在中は徒歩だったのでかなり遠く感じていたのだが、自転車の機動力だと簡単に動き回れる。厳しい坂道もないし、この近辺で走る程度なら車もさして危なくない。ただ車道を走って右側通行は守ったほうがいいので、「あっち側も見たい」というときにはけっこう面倒だったりはする。

ジュースや軽食をいつも売っているモンマーケットでサンドイッチと、パートナーはラオコーヒー。サンドイッチは洋風の味で普通め。パンを温めてくれるともっとおいしかったかも。コーヒーは激甘だったらしい。


ポーシーマーケットという、街で最大級の市場にきてみた。自転車は後払いで駐車料金取られる(2000Kip/台)。エスカレータは存在はするが動いてはいない。近くには携帯屋が並んでいる。2Fは貴金属と空きスペースくらいで見るものはない。

1Fは屋内に服や化粧品、乾物食材などがあり、屋外をぐるりと生鮮が囲んでいる(時間が遅めなので肉は少なめ)。あくまでも生活用でおみやげになりそうなものはやはり乏しいので、自宅用の石鹸を調達した程度(市中よりだいぶ安い)。


休息をかねて、近くのオークポップトックという手工芸センターのカフェへ。ここは夜がだいぶ早く、17:00になると閉店になっちゃうみたい。とはいえまだ1時間ほどあったので、紅茶を飲んでゆっくりし、併設の手工芸販売所や制作現場などを見物。ここの宿も検討候補ではあったけど、メインストリートまではちょっと遠くて車の往来の激しい道を通らないといけないのでやはり向かなかったな。


ライステラスがあるという場所まで自転車で行ってみたのだが裏側からしか行けないのか、結局よくわからず。minimartという小さなスーパーも目指したものの、本当に小さいところで意味がなさそう……。ということで宿に戻ることに。途中では鶏がそびえるスタジアムとか、偉大なる首領さま的な像なども見かけた。


「ここのピッツァは世界一だった」など激賞されていて気になっていたピッツァ屋を自転車で回ったときに見つけていたので、「シェフピザ」の名を持つ者(森本さんの息子さんが命名)としては夕食に挑戦状を叩きつけにいかねばならぬ。

ピークには満席になってしまうらしいが、開店1時間後程度だったのでまだ簡単に座ることができた。ワイン、マルゲリータピッツァ、アンチョビピッツァを注文。少し厚めだが、サクサクして味は良い。チリパウダーは用意されていたけど、チリオイルだともっと良かったかも。個人的にはまだシェフピザのほうが好みだが、ピッツァ店の中ではかなりおいしい部類だと思う。メインストリートからだと、レストラン「イェンサバーイ」を目指してナムカーンの竹橋を渡り、イェンサバーイを通り越してT字路で左、50mほど。


ライトアップされたホテルは雀のお宿っぽい。20:00頃なのに眠くて倒れたけど、近くの民家でカラオケが始まってけっこうな大音量。これがラオス名物のカラオケか……(そういえば中心街のほうでも皆よっぱらって大音量で踊り歌ってたところがいくつか)。パートナーは寒かったらしく毛布を借りてきていた。

APSARAに比べると、ベッドが狭くて寝辛く、うとうとしては起きるの繰り返し。


朝。曇っていてものすごく寒い。タブにお湯をはるが、それで蓄えていたお湯がほぼ終わってしまったようで、あとはぬるいものしか出なかった。入れすぎ注意か。

食事はバイキング形式。シリアルとヨーグルト、目玉焼き、ハムとチーズ、じゃが芋のカレー風味という感じで。APSARAの後だと味の感想は「まぁまぁ」になってしまうな。


今日も自転車を借りる。橋を昨日は自転車でさっと通りすぎただけだったので、手前で止めて徒歩コースもチャレンジ。これは高所恐怖症の人には絶対ヤバイ。けっこう高いし、足元を支えているのはスノコみたいな板。スリットができてたり、ちょっと抜けかけてたり。今まで事故はあったんだろうか……。


おみやげを探しにきたものの、あまり買えそうなものはない。ジャムを1つDaraマーケット近くで調達。暇なのでお寺散策も。


お昼はAPSARA滞在時に気になっていた、近所のラープ食堂へ。誰もお客さん入ってないし、あまり清潔とは言えない雑巾が無造作にかけてあるし、これは外れかな……と思いつつナムカーンを眺めながら料理待ち。

筍とカボチャのスープ、カオニャオ、鳥のラープ。スープは独特な風味だが若い筍がたくさん入っていてそれはおいしい(いつ取れるんだろ?)。ここのカオニャオは絶妙だった。つぶが綺麗で、もっちりした味わい。ラープはやはりモヤシ入り、唐辛子がけっこう辛い。


宿に戻り、フルーツを食べたり散歩したり仕事したり。


夕食はBAN BAT SENEへ。有名なエレファントレストランの姉妹店でそっちよりはだいぶカジュアルなお値段らしい。とはいえコース料金を見たらちょっと手持ちに足りなそうなのでATMで引き出す。

ラオビールに、前菜は牛レバーのテリーヌ、メインはそれぞれチキングリルとフィッシュグリル、デザートはアイスクリームというコース。ビールはやや甘めで悪くない味。テリーヌはすばらしい。というかこれでお腹いっぱいになりそう。そして期待のメインは……あれ、チキン2つ来たぞ。なんか最初にややこしい聞き返し方をしてきてなぜか2つチキンの注文にされたらしい。チキンの1つは撤回されパートナーのフィッシュは待ちに。チキンは胸肉でパサついた感じがあり、フレンチフライドポテトもさほどの味ではない。遅れて現れたフィッシュフライのほうがよかったな。とはいえ、前菜で期待値を高めた分、メインは大いに失望。この店はアラカルトのほうがよいかも。だいぶお腹いっぱいだったが、アイスクリームでとどめを刺された(おいしかったけど)。ぐぶぅ。


踊りでもできそうな寺の境内。

フライデーナイトで騒々しいのと、ビールと食べすぎのせいで寝つけない夜を過ごす。


朝。飛行機のオンラインチェックインをしておこうと思ったのだが、ルアンパバーン発だと発券はできないらしく、とりあえずハノイ-成田の座席指定だけはしておく。

朝食はほぼ同じ。パートナーはお米のスイーツを選んでいた。おはぎっぽい。


昼にチェックアウトして送迎の予約、荷物を預かってもらい、自転車で外に出る。猶予時間的には微妙で、あまり遠くに行くと戻れなくなるリスクが高く、近場で時間を潰すしかない。

まずはビューポイントなる場所に行ってみたが、あまり整備もされておらず、見るものはなかった。Xangkhong Villageもすぐに到着してしまい、小さな村で食事どころもあまりない。ぐるりと北バスターミナルを眺めて新橋も通ったが、そのあたりは大型車の往来が激しく、自転車だと少々怖い思いをすることになった。


昼食は結局、中心街に戻って観光客からの評価の高い……というかAPSARAにいたときには毎日前を通るたびに「欧米人だらけやなー」と思っていたタマリンド。レモングラス入りのライムジュース、2タイプのラオスプレート。なるほど、評価が高いだけあって上品で美味。ラープもちゃんと紫タマネギが使われていて、ようやく求めていたものを食べられた気がする。


お寺でまったりと時間潰し。

帰りにスカンジナビアンカフェで夕食用のサンドイッチをテイクアウトした。


宿に戻り、着替えをしてお茶を飲みながら送迎車を待つ。空港へは15分ほど。

空港カウンターは2番目の並びだったものの、まったく進まない。電算化が中途半端なようで、紙のリストと見比べながら作業しているし、ここまで無愛想じゃなくていいだろうというくらいに無愛想なベトナム航空職員さんだった。15分以上かかってようやくチェックイン・ハノイまでの発券完了。ハノイ-成田の発券はここではできず、ハノイでやるようだ(というあたりで前のグループは揉めていたのかも)。

小さな空港で、ガイドブックではいろいろ注意書きされているように、食事どころはほぼない。特に空港がリプレースされてからは向かいにもなんもないよ。おみやげも市内で売られているものが数倍で売られている程度。

テイクアウトのサンドイッチは少しカレー風味のチキンで、ボリュームがありなかなかおいしかった。

制限区域内に入るも、中はパンなどを売る軽食店1つ、あとは高いおみやげ屋程度。おみやげ屋はびた一文まからないし、ほしいものもないので残金のKipはdonation boxに入れた(と思ったんだけど後でカバンをほじくり返したら2万Kip出てきた……)。


沖止めのプロペラ機に乗り、20分ほどの遅延でハノイへ。ルアンパバーンのゲート前でもバカ騒ぎしていたアメリカ人(かな? オージーかも)たちが隣や前でやっぱり騒々しかった。

ハノイ着後、乗り継ぎカウンターへ急ぐ。ハノイ乗り継ぎのベトナム航空職員はずっと丁寧。急いだ甲斐あり、1番に完了する。同乗便には韓国の大学?からの修学旅行生たちがいて、その処理でカウンターが詰まっていた。

セキュリティを抜け、ゲートを確認。ノイバイT2なのでやっぱり店もなく、やることがない。というか日本時間で考えると23時でこれから午前2時頃まで待たないといけないので、なかなかしんどい。パートナーをベンチで寝かせ、仕事を少し。WiFiはつながったけどなんか怪しい。

23:55搭乗。機材はA330でパーソナルモニタ付き。ただし壊れかけ。Skymapを見ようとするとPHPのエラーが出たり、映画チャンネルでは「ホビット」や「ハンガーゲーム」や「アナと雪の女王」といったカバーを使っているけれども、選んだ先にはどれもなくて用意されているのは微妙なラインナップだったり、といろいろオチャメ。まぁ短いし寝るだけなのでどうでもいいけど。

2-4-2配列の窓際を選んだので、行きと違って邪魔されることなく睡眠。ちょっと寒い。 そういえばベトナム航空名物のトイレ故障、やっぱりこの機材も故障していたらしい。

3:00頃に起こされて朝食。朦朧としていて写真も撮らなかったけど、和食でわりとよかった覚え。

定刻に成田着、外気温-1度。確かに身を切る寒さだった(これでも暖かいほうだったみたいだけどね)。荷物も無事に出てきて帰宅。

ただ、パートナーの鞄にラオスかベトナムかのどっちかでおそらく空港職員の汁物をかけられたようで、厄介なしみと臭いが付いてしまったっぽい。米国で私の鞄はファスナー破壊されるし、最近は鞄の受難だねぇ。