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KeN's GNU/Linux Diary


2017年07月28日

_ [travel] ロシアMAKS旅行(3)

ロシアMAKS旅行(2)より。

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朝食は昨日の牛肉(ちょっと柔らかくなって食べやすくなっていた)とカニカマサラダ。せん切りにしたカニカマとキュウリにオリーブオイルと醤油のドレッシング、というとても和風の味わいだが、悪くない。

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おみやげ市として著名な、Izmalovskyマーケットへ行ってみることにする。このマーケットは月・火・木はお休みなので、行けるタイミングは限られる。

Partizanskaya駅(パルチザン!)からてくてく歩いて5分くらい。

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どう見てもうらぶれた遊園地跡地である。

で、市場の中はマトリョーシカやお皿、共産党グッズレプリカ、木でできた銃(日本のおみやげ屋に木刀があるのと同じだ)といったところで、めぼしいものは正直ないし、さほど大きくもない。

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奥は木造の教会を中心に小さな博物館だったり結婚式関連のお店だったりが入っている。ウェディングドレスを着た人たちもちらほら見かけた。

小腹が空いたのでリヤカー販売のハチャプリパイを購入。わりとイケるがヘビーめ。

ロシアに来るまでに背中や腰への負担が大きかったようで、嫌な腰痛がちょっと出始めていた。

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少し遠回りめに地下鉄の駅を巡りながら戻る。

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グルジアカフェのIllarion。ここもキャッシュのみだった。ナスで巻いたロビオ(くるみと豆のペースト)、ヒンカリ(小籠包みたいなもの。牛と羊)を注文。特にロビオが凝っていて美味だった。

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トラムでDanilovsky市場へ。ドーム型の立派なマーケットで、かなり高級めなところだった。中央が生鮮の果物や肉・魚の売り場で、壁際をぐるりと囲むように食べ物屋が並んでいる。中にあるベトナムフォーのお店が人気らしく、確かに繁盛していた。

バニラアイスで一息。

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夕食はウサギ肉をバターでロースト。じゃがいもが元々固いのかフライパンのフタがなくてホイルで代用しているがために圧が足りないのかわからないけど、なかなか柔らかくなってくれず、あとから取り出して電子レンジにかけるはめになった。

ウサギをほぐしにくいのは相変わらずだけれども、味はまぁまぁよくできたかな。

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朝。ぼちぼち食材の使い切りを考えていく。

固くなってきたフランスパンと残りの卵、牛乳と砂糖、ハチミツでフレンチトースト。スメタナを少し添える。

冷凍ブリヌイはトマト、ウサギローストと一緒に。

充実の朝ごはん。

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VDNKh駅から宇宙征服者のオベリスク。いい天気だけれども暑くなく、気持ちがよい。

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オベリスクの地下にある、宇宙飛行士記念博物館へ。ここは展示が充実していて素晴しい。さすが宇宙競争で最初に宇宙に人を送っただけのことはある。

先に宇宙に行って帰ってきたワンちゃんの剥製。

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ソユーズ(ISSかも)からの美しい映像も。

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電気椅子みたいだなと思ったら、G訓練装置だった。これでぐるんぐるん回されるわけだ……。

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工具(マキタ!)やスーツ、ソユーズ船内環境模型など惜しみない。

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宇宙食。フレッシュな野菜やフルーツも送ったりしているらしい。

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「ヒューストン、こちらヒューストン」みたいなコントロールセンター風の場所。12時間遅れでのロシアの衛星の追跡画面が出ている。

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宇宙からの帰還船、実物。

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あのMark Shuttleworth(Ubuntuの創設者)のスーツ。本当に宇宙に行った人なんだなぁ。

そして、TBSの秋山氏が。懐しい。

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かわいい宇宙マトリョーシカがあったのだが、残念ながらミュージアムショップには売っていなかった。売ればいいのになぁ(それとも瞬殺なんだろうか)。

VDNKhは1930年代に始まる博覧会会場で、広大な敷地の中に博物館や水族館などが散らばっている。正直広すぎて歩き回るのは死ねる。

宇宙博物館以外のお目当ては北東にあるボストークロケットの実物大模型なのだが、歩いていくと2km近くあるし、お腹も空いた。

幸い、最近になってミニバスでのルートが新たにできたようで、Google Mapsでも出てくる。10分間隔程度で回ってくるようで、すぐに乗れてトロイカカードも使えた。これは素晴らしい。

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ロケットの近くで評判の良さげだったCafe Moscow Skyへ。外見はかなり高級そうというか式場風というか、そもそもスタッフがいないし……と若干二の足を踏んだものの、ちょっと高くてもこの辺りならクレジットカードは使えるだろうし、売店パンではちょっと悲しいし、ということで入る。

結果から言えば、ここは大当たり。

パンはナッツとカルダモンのようなスパイスが混ぜ込んであり、美味。オリビエサラダはコンビーフのようなコクのあるハムで巻かれ、周囲のソースなど彩りも味も素晴らしい。ローストされたポテトもバターの香りとシャンツァイの組み合わせで良い。キエフ風チキンカツは昨年も含めて一番おいしいキエフ風チキンカツで、切るとバターのソースがたっぷりと流れ出す。 スタッフもフレンドリーだった。

その後ずっと、おいしかったねーと言い合うくらい。

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さてロケット……の前に、大好物のSu-27が展示されている。気絶。美しい美しい。去年の博物館のはプロトタイプのものでだいぶくたびれていたからねぇ。こちらのはちゃんとメンテナンスされていて、ノズル周りなども美しい光沢。

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からのーボストークロケット模型。こちらはパートナーが興奮。

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ヘリ、Yak-42、スペースシャトルに外見が酷似する「ブラン」。

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大いに堪能して、ミニバスに乗って駅に戻る。

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モスクワで最も長いエスカレータがあるので見たい、というパートナーの要望でPark Pobedy駅へ。確かに長いが、特段何かあるというほどでもないな……という感想。

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明日からいよいよ旅の本編であるMAKS参戦なので、スーパーでランチパックや水、その他食材を購入。

夕食は例の固い牛肉をヨーグルト漬けにしてから焼き、マッシュルームピラフとあわせる。ザワークラウトと焼きウィンナー添え。なかなか上手にできた。新たに買ったザワークラウトは、前のものよりも甘みは控えめで、いい味。

ロシアMAKS旅行(4)へ続く。