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KeN's GNU/Linux Diary


2019年10月28日

_ [travel] サンディエゴぶらり旅行 (2)

(1)より。

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朝ごはん。……これはつらい。野菜類なし。マーガリンは植物由来なので実質野菜、ということでしょうか。

林檎で気を紛らわしてみるが、これも味はいまいち。ソーセージと卵の味はよかった。

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トローリーの駅に行く予定が、方向を90度間違ってけっこう歩いてしまった。裁判所などがある綺麗なエリア。

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トローリーのブルーラインAmerica Plaza駅。CompassというICカードとそれに乗せる交通1日券を購入。$2+$6で$8。そういえば『歩き方』だとブルーラインもオレンジラインも終点がAmerica Plazaになっているのだが、ブルーラインとオレンジラインが共通なのはFifth Aveまでで、そこからブルーラインはAmerica Plaza、オレンジラインはCivic Centerに分かれている。歩けはするけど、マリーナ側に行くならブルーラインに乗ったほうが楽。

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アムトラックのSanta Fe駅。ロサンゼルスなどにもこれでさくっと行けるらしい。トローリーのグリーンラインSanta Fe Depot駅も隣接。

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マリーナのほうへテクテクと歩く。

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今回の旅の目的、CV-41 ミッドウェイに到着。1945年就役のこの航空母艦はベトナム戦争、湾岸戦争を経験し、1992年退役、2004年から博物館。

まだ開館まで早かったので少し周辺をぶらつく。

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開館。事前にオンラインチケットを購入しておいたので、すぐに入れる。ハンガー(格納庫)の前で音声ガイド器を貸し出していて、日本語もある。ただ聞こえにくかったり、話が冗長だったりであまり使わず。

まずはワイルドキャットがお出迎え。

開館時間前に軍関係のパーティがハンガー内で開催されていたようで、その撤収作業が進んでいた。体育館3個ぶんくらいある。

最後のはカタパルト用のスチームタンクだね。

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いくつかの機体のコックピットも展示されており、朝一番だったので、F14トムキャットのコックピットにもすぐに乗れた。視界が予想以上に狭い…。射出ハンドルを引きながら「グース、キャノピーに気をつけろ!」と心でつぶやいてみた。

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階段で甲板に上がる。新旧海軍機揃い踏み。

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トムキャット、ホーネット、ファントム。トムキャットはミッドウェイには塔載されたことはなかったんだけど、海軍博物館なのでOKなのだ、多分。サンディエゴ自体がTOP GUNの聖地だしねぇ。

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対潜機のバイキング。初めて見た。

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スカイホークのお姿と、F4のアレスティングフック。さすがフックは鋼鉄感がありゴツい。

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E-2Cホークアイも初めて見たなー。犬っぽそうな気がしていたけど、実際本当に犬っぽかった。

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有名なStatue Embracing Peace。しかしサンディエゴに帰港した水兵なのかと思いきや、元々はタイムズスクウェアでの写真なのか…。

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クァー

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航空母艦の甲板クルーは職種をベストで色分けしている。

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チヌークの内部に潜入。

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カタパルトクルーに合わせてゴー。こんな短距離で重い飛行機をふっ飛ばせるのかと驚く。

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甲板は広くがっしりしていて、一見すると地上の広場と変わらないくらい。

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イントルーダー、プラウラー、コルセアIIなど。遠くに停泊中の現役艦ルーズベルトが見える。

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無料の30分アイランド(艦橋)ツアーに参加。これは最高にアガりますねー。退役軍人のガイドさんに連れられて、細い階段を上がり、航空指令所、ナビゲーション、ブリッジ、操舵と見学。混んでいるときだとツアー参加が無理なこともあるようで、朝一に来ておいてよかった。イージス艦を舞台にしたドラマ『LAST SHIP』を最近観たので、これがこういうのに使う機器だよねというのがわかって楽しい。

10人程度のツアーの中で、この中で軍人さんは?という問いに、陸軍だよーとか、ポーランド軍のエンジニアだよーとか、濃いな!

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ツアーを終えて、さらに作戦室とか艦長用の調理室とか。

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階段も通路もめっちゃ狭いし、段差があってひたすら足を上げて歩く運動。

航空作戦指揮所。砂漠の盾オペレーションのときのものっぽい。

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古風な通信室。ラジオ経由での通信指令が解析されてここでプリントアウトされてくるという仕掛け。

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うぉー、Pneumatic tubeの現物だ!

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無線傍受などのためのコントローラが膨大に並んでいる。

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これで甲板と艦橋の周遊は完了。まだ全体の半分……。

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カフェコーナーから外に出てみたら、LSD-52揚陸艦パールハーバーが通り過ぎるところだった。

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航法システムのコンピュータ。大きなドラムテープが回り、ランプがピコピコしている昔のコンピュータのイメージそのまま。

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艦内コンビニ? 映画ビデオのレンタルなどもここが担っていたらしい。

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兵卒の寝室。3段ベッドで超狭い。米国人の体格でこれは死にそうだ。ベッド下の棚が各兵唯一のプライベートなロッカーとなっている。イビキがスピーカーで流れていて大変イヤゲ(笑)

通路にはときたま、スピーカーが設置されており、艦上離発着の騒音をその場所で録音したものを流しているんだけど、これがまたかなり騒々しい。慣れればコケコッコーみたいなものなのか。

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アンカーチェーン。これだけの巨体のためのアンカーなので、とんでもなく太く頑強。バルブを手動でひたすら回して上げ下げするらしい。

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CDC、Combat Direction Center。イージス艦など普通の戦艦ではCICって呼ばれてるところ。要はここにレーダーとか通信とかソナーとかあらゆる情報が集約される場所。艦橋より重要な場所かも。

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士官部屋は2段ベッドでだいぶ高級になる。

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航空部隊のミーティングルーム。

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これってもしかして、着艦時にアレスティングワイヤーのどれにひっかけたかの成績発表? (手前から2番目がベストとされている)

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次は甲板下へ。

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チャペル、上級士官用の食事スペース、食堂。いかにもアメリカーンな、食指をそそられないメニューだ……。

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理容室。男子のカットに選択肢はないらしい。

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ランドリー。クソ暑いし誰にも感謝されずに文句ばかり言われる、ブラックな職場だったらしい。

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巨大な鍋やミキサー、フライヤー、グリル、オーブン。

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ホール兼、有事の際は野戦病院化するスペースっぽい。

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艦船の兵站マップ。日本は横須賀が拠点になっている。

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工作室。自給自足できないといけないからねー。

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艦のエンジンである蒸気タービン。巨大。

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最後はbrig、営倉。被疑者はここで沙汰を待つことになる。

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ということで、(写真がうまく撮れなかったところも含め)ミッドウェイ全周踏破完了。3時間半、しめて20,000歩以上歩いたらしい。満足でサンディエゴに来た甲斐は十分にあったけど、さすがに疲れた……。

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カフェ。日頃ビールは飲まないものの、サンディエゴは名高いブリュワーが多いことで有名らしく、せっかくなので地元のクラフトIPAビールを頼んだ。苦みが効いて味も濃くて美味。

食事はクラムチャウダーとチーズトースト。チップ入れて$25。味は満足だったんだけど、やっぱり高いよ。

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頼まれの買い物をしにパークバレーへ。郊外型の巨大なショッピングモールだけど、トローリ+徒歩で行ける範囲。破産したFOREVER21の店舗もあった。しかし目的のブツはなく、あまり面白みもないモールだったので早々に撤収。

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1800年代のサンディエゴ発祥の地という歴史地区、オールドタウン。実際には保存というより再現だし、アメリカなので歴史というほど長いものでもない。メキシコ領地でもあったので、メキシコ系の展示やショップが多め。ハチドリがいた。

暗くなると周囲的にちょっと怖い感じがする。

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バスに乗って元海軍工廠のリバティステーションへ。再開発でショッピングやアートの場所になっており、その中のリバティパブリックマーケットは大きなフードコートになっている。

普通は車で行くところっぽく、特に夜に歩きで行くのは止めたほうがよさそうではあった。マーケットの中は賑やか。

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アメリカ料理だと野菜が本当に全然とれない……。パスタを目指して訪れたんだけど、野菜はあんまりないようだし、ほかの各店も油がきつそうで食指がそそられず。

最終的にベトナム料理屋で海老の生春巻と、豚肉となますのパオズを購入。食べにくいしちょっと大味なところはあるものの、久々の野菜で美味しかった。

バスの時間を調べると、7分後に駅に戻る便があるが、その後は40分後。治安のいいサンディエゴといえどもだいぶ遅い時間ではあるので、慌ただしくマーケットを後にしてバス停へ走り、乗車する。

そういえばさすがGoogle本家のある米国なので、Google Mapsでルートはばっちりだし、バスのリアルタイム検索ができて遅延とか早く来るとかがわかるのは旅行中とても助かった。ただ全般にバスはその検索結果よりも数分遅れてくる感じ。

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トローリでガスランプ駅に戻ってきたら、アムトラックの線路に長ーーい貨物列車が待機していた。3重連だ! あと、1両のちっこいトローリが走っていた。ダウンタウン周遊らしいのだが路線図にはないので、一体どういうルートや時間割なんだろう。

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コンベンションセンターからガスランプクォーター入口。夜はこの通りは映えるね。

電飾の乗り物は夜にガスランプ通りを走る自転車タクシーで、大音量で音楽かけてるのはアジアのツクツクっぽさある。

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葉巻を店頭で作ってるシガー屋さんとか。

1日歩きずめでだいぶクタクタ。ホテル備えつけのコインランドリー(75セント)で洗濯をして寝る。フライデーナイトのせいか、隣の駐車場の集会がややうるさい。

(3)へ。