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KeN's GNU/Linux Diary


2019年10月30日

_ [travel] サンディエゴぶらり旅行 (4)

(3)より。

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変わり映えのしない朝食をとって、メキシコとの国境に行ってみる。ブルーラインのトローリでひたすら南下。

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工場・造船所地帯を抜けて終点サンイシドロまで。

乗車する人も徐々に中南米ラテン系の人が増え、英語よりスペイン語のほうが耳に入ってくる。途中でキセルのチェックが入り、身分証明書提出と罰金の通告を受けている人がいた。日本の乗務員と違って、警官ほどではないにせよゴツイ体型で警棒をたずさえた警備員のグループがチェックする。

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国境の向こうにはメキシコのティファナ。パスポートは持っているので遊びに行けなくはないものの、残りの米国滞在日数が少ない上にソロ行動のところに何かあると厄介なので、今回は断念しておいた。物価は米国より安く、特に薬剤がずっと安いので、米国人向けの薬局通りみたいなのもあるらしい。

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アウトレットモール。いくつか入ってみたけれど、サンディエゴ中心街に比べれば安くはありそうだが、日本円に換算すると「日本と変わらないかちょっと高い値段」という感じ。レストランもあまり目をひくようなものがなかった。

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国境の壁だ! ここはそんなに高くはない壁だけど、きっと電子的な監視ががっつり入っているんだろう。

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こちらのショッピングモール側にも徒歩専用の国境出入口があり、並んでいる人が見えた。

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歩いてサンイシドロ駅に戻るには疲れたので、モールすぐそばのバス停から、Beyer駅へ行くバスに乗る。メキシコの人が多く住むエリアを通るので、すごいローカル感。たくさんのメキシコ人がバスに乗り降りして賑やかにお話ししている。米国というよりメキシコにいるような雰囲気。

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メキシコ気分になったのでタコスでも食うべーと、Park駅で降りて評判の良いタコス屋さんOscarsに行ってみたら、臨時休業だった。oh……。

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しょうがないので、ペトコパーク野球場を横目にもう1つのタコス屋さんのLolita's Mexican Food。お勧めのビールと、チキンタコス。鶏肉が炭火焼きのような香りがあってとても美味。ペーストは、赤唐辛子&トマトか、青唐辛子&コリアンダーかを選べる。どっちも辛いやんけ。$15。

食後は寝不足で猛烈に眠くなってきた。

初日に下見していたスーパーのラルフズで土産の食品をひととおり購入。

ホテルに戻ると、ピローチップだけはしっかり回収されているものの、掃除はやりかけのまま。ゴミ箱とタオルだけ交換してもらって、爆睡した。

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日が沈むとガスランプ通り以外はわりと人通りが途絶えてしまうので、ちょっと怖い感じがある。ジャンキーなのかもともとなのか虚空にbitch! bitch!と叫んでる人もいたりする。

夕食は、リトルイタリーからの帰りにちょっと気になったケバブ屋へ。ケバブにするかちょっと悩んだ末に、イスラエル風のファラヘル(ひよこ豆のコロッケ)を注文。サイドメニューにサフランライスを頼んだら、中にラッピングされるのね……。ちょっと食べにくいものになってしまった。ファラヘル自体はよかったんだけど、これならライスなしのほうがよかったかなぁ。

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朝食。茹で卵とカップケーキも悪くなかったよ、うん。

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朝のサンディエゴ湾クルーズに出かける。クルーズは1時間コースと2時間コースがあり、ノースベイ・サウスベイそれぞれ1時間ずつかけて回るというルート。両方とも見たいので2時間コースで。

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2階の正面ベンチに陣取り、いざ出航。まずはノースベイから始まる。

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ブロードウェイピアにはノルウェーからの豪華大型客船が停泊中。海事博物館、ヨットハーバーと過ぎていく。

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航空母艦のルーズベルトが係留。

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高級ホテルの並ぶハーバーアイランド、シェルターアイランド。サンディエゴ空港の離発着もよく見える。

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ネイビーシールズの訓練場らしい。

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カモメがいっぱいおるーと思ったら、別のでっぷりしたのもゴロゴロ。アシカがいっぱいおる。まだ朝が早くて涼しすぎるのか、おおむね怠惰。

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こちらは漁の帰りなのかな。

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ロマ海軍基地の潜水艦基地。

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ノースアイランド基地。スーパーホーネットがたくさん並んでいる(翼がなくて変な形になってるのは部品取り?)。ヘリはスーパースタリオンとシーホークっぽい。

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CVN-71 ルーズベルトに接近。ミッドウェイからも見えていたけど、遠くからだとあまり大きさがわからなかったが、近いとさすがのニミッツ級のサイズ。甲板には一機だけスーパーホーネットが置かれっぱなしになっている。

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こちらは補給艦っぽい。

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ミッドウェイが見えてきた。これでノースベイツアーは終了。

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ノースベイツアーはまったり家族連れくらいで空いていたんだけど、サウスベイツアーのほうは中国人観光客がどどっと押し寄せ。あいかわらず騒々しいな(笑)。

まずはコロナドベイブリッジをくぐる。

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造船所と海軍のドックが並んで壮観。

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お、ズムウェルト級を作っている。米軍のステルス系の傾向で、正直かっちょ悪い……。

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巡洋艦・駆逐艦が大量。米国やっぱ強いわ。

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揚陸艦と、沿海域戦闘艦というやつらしい。しかも沿海域戦闘艦は大失敗だったらしい…。

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なんかデカいのきた。2番は強襲揚陸艦エセックス、要はヘリ空母。今はF35Bなんかも積むみたい。8番は同級艦のマキンアイランドで、シーハリアーを乗せていた。

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駆逐艦ディケーターがドックでお色直し中。

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橋をまたくぐって、沿岸警備隊、ドールの貨物船、そして輸送待ちの巨大タービンファンブレードっぽいもの。港に戻り、サウスベイのツアーも終了。

楽しかったなー。酔わないか心配だったんだけど、湾内で揺れはまったくなく問題なかった。ただ、最初日向でチリチリされて暑かったのに対して、風が吹いて日陰側に回るとめちゃくちゃ寒い。ウィンドブレーカーで臨んだのは大正解だった(かなり寒そうにこごえている人もちらほら)。

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お昼は評判がよさそうなハンバーガー屋Hodad'sへ。店内がもう100%ベタにアメリカ!という感じ。シンプルにシングルバーガーとコーラを注文。パテやバンズもよかったけど、野菜、特に玉葱がレタスのようにシャキシャキなのにまったく刺激の辛みなくむしろ甘みがあり、とても美味。今回の旅行で一番おいしかった料理。

もしかして米国料理で一番栄養バランスが良くてヘルシーなのって、ハンバーガー? 値段もチップ込み$10だった。

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頼まれおみやげを買いに軍・治安部隊系のユニフォームを売ってる店に来たんだけど、残念ながら目当てのものは店舗ネットショップだけで現物はここでは取り扱いがなく。迷彩服などはもとより、ホルスターとか防弾チョッキとかガチの世界だった。

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最後の晩餐。米国南部料理を最後に食べてみようというチャレンジで、ガスランプクォーターにあるお店へ。予約で行ったけどガラガラで不要だったな。店員さんはフレンドリー。壁に貼ってあるのは特攻野郎Aチームのコングさんじゃないですかね…。飛行機だけは勘弁な。

ビール、砂肝揚げ、ソーセージとジャガイモのボイル、コーンブレッドと注文。とりあえず量が多い。料理はパプリカと唐辛子の味つけで油もややギトめ。味自体はそう悪くないが、変化に乏しいので1/3くらいでちょっと飽きてくる。がんばって8割がた食したところでギブアップ。$50くらいかなーと思っていたらチップなし時点で$48請求で$50は易々と越えてしまった。アメリカ怖い。

荷造りも終わったので、あとは眠くなるまでひたすら仕事をしていた。しかし13インチだと赤字PDFを確認しながら修正するのはなかなか厳しい(帰国してから照合したらけっこう抜けがあった)。

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朝食。いつものパンケーキメーカーが材料切れエラーで使えなくなっているので、代わりにワッフルメーカーを試してみた。もうちょっとシロップかければよかった気はするけど、わりといける味。

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チェックアウトし、バスでサンディエゴ空港へ。ホームレスの人が乗っていてだいぶ熟成の香りが……つらみ。

オンラインチェックインを済ませていたので、ガラガラのJALの荷物カウンターで預けるだけ。空港内はめぼしいものもないので、セキュリティを通って(ベルトも靴も外したのにランダムチェックで引っ掛かった)搭乗ゲートを確認。

ベストバイの自販機、そういうのもあるのか。

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飲料水ボトルの確保と、軽くお昼をとっておきたかったので、フードコートのタイ料理屋で水とバッタイを購入。味つけはいまいちというか「いまに」くらいだったけど、まぁイータブルではあった。別の場所に普通にコンビニ的な売店があったので、そっちで買ったほうがよかったかもしれない。

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行きと同じくB787。幸運にも隣は空きで快適。

ウォッカのオレンジジュース割りとか頼んでみる。帰りのフライトは11時間と長いので、映画は『ボヘミアンラプソディ』(クイーンは別に好きでもなかったんだけど、よかった、特に最後のライブ)、『X-MENダークフェニックス』(だいぶひどかった)、『スパイダーマン ファーフロムホーム』(かくして正体は簡単に暴かれるのであった。とりあえずアベンジャーズを観ないとわからない点が…)。

食事は夕食に鷄と大根の煮物ごはん、朝食にきのこペンネ。どちらもなかなかの良い味。往路のあの大外れはなんだったのか。

隣がいないおかげで4時間ほど眠ることもできた。

着陸間際にはCAが各席を謝意を述べて回っていたけど、ちょっとこれはやりすぎで不気味な感が……。海外の淡白なサービスのほうが安心する。

台風の去った成田は特に問題もなく定刻に到着。帰国。

  • 日程は神がかり的に台風を避けることができた。遅くの出発日だと飛べなかったし、早くの帰国日だとやっぱり遅延欠航になっていたはず。
  • 前回のワシントンDCのときは英会話で3割くらいしか相手のしゃべることがわからなかったけど、今回は5割くらいはわかったような気がする。圧倒的成長…!
  • 気候はからっと暖かくてよかった。半袖とウィンドブレーカーでだいたい足りるし、汗もあまりかかない。
  • 米国西海岸、日本に比べて、量は1.3倍、値段は1.5倍。つらい。スーパーの食材もあまり安くはないんだよね。
  • メシマズについては昔からあまり進歩はないけど、ハンバーガーは良い。ベジタリアン料理やケバブ屋も活用する。
  • サンディエゴ滞在の日数としてはだいぶ贅沢めというか暇め。今回は仕事もする前提だったので問題なかったけれども、観光観点からすると3日あれば終わっちゃうし、ミッドウェイとクルーズ、あとは子連れなら動物園というところで普通は十分そう。それほど面白いスポットがあるわけでもないので、レンタカーでLA拠点にしてちょっと寄り道にサンディエゴに、というくらいなのかも。
  • ソロ旅行は久々。完全に自分のペースで動けるという利点はあるが、食事のバリエーションが乏しくなるのが難点。仕事はけっこう進んだし、良い気分転換にはなった。
  • 時差きつい。滞在中は午後に猛烈に眠気に襲われる。帰国後は昼と夜早くに眠くなり、朝3時頃に起きるというのが続く。それをいいことに5時起き11時寝で作業が進むぜと続けていたら疲労困憊になった。エコノミーで米国出張を繰り返す人とかつくづくタフだな……。