アトリビュート内で色の指定に「#rrggbb」という表記を使うものがありましたが、具体的にどのようにしたらよいのか説明しましょう。
コンピュータで使用する基本色は、赤、緑、青の3つです。HTMLの表記方法に基くと、この3色がそれぞれ256階調用意されているので、理論上、256256256=16777216 色を使うことができます。
rr、gg、bbはそれぞれ赤、緑、青の3要素を示しています。使用する数値は16進数で表記し、00〜ff(10進数で255)の範囲で値を入れます。
赤、緑、青は光の3原色で、これらの色をそれぞれ最大値(ff)の状態で合成すると次のようになります。絵の具の合成とは大きく異なります。
すべての要素が00のときは黒になります。
オレンジの場合は赤ff + 緑c0(10進数で192)くらい、深緑なら青80(10進数で128) + 緑c0くらいになります。
また、色の指定は名前で行うこともできます。大文字、小文字は関係ありません。
次の16色はHTML 4.0で定義されている名前です。これらの名前を使っていれば対応しているどのブラウザでも同様の色で表示されるはずです。
このほかの名前を使った場合、ブラウザ側のOSのシステムカラー名に合致すれば、その色が使われます。
前述の16色以外の色を使った場合、あなた以外のブラウザで正常に色を再現できる保証はありません。文字色や背景色に使う色は16色のいずれかの範囲にとどめておくべきでしょう。