空行の後の文は、段落を変えたと見なされて、字下げが行われます。これを抑
制したい時には、文の前に \
noindentを入れます。また、字下げ分だ
けのスペースを文の間に入れたい時には、 \
indentを使うと、字下げ
分の大きさだけスペースが空きます。
イタリックフォントからローマンフォントに切り替えると、最後のイタリック
フォントがローマンフォントの頭にかかってしまうことがあります。これを避
けるには、 {\
em did\
/}n'tのように、
\
/を間に入力します。これで、間に僅かなスペースがはいります。
LATEX のコマンドの後にスペースを入れても、そのスペースは無視されてし
まいます。ここにスペースを入力したい時には、\
を入力します。
水平方向に何cmといったスペースを入れたい時には、 \
hspace{〜
}を使います。〜の部分にどの位かを入れます。
単位としては、cm(センチメートル)、em(1emは現在のフォントの大文字Mのお およその幅)、ex(1exは現在のフォントの小文字xのおおよその高さ)、in(イン チ)、pc(パイカ)、pt(ポイント)、mm (ミリメートル)の単位が使え、+や-、小 数点も使えます。
LATEX では行頭や行末でスペースが無視されるので、強制的に反映させたい
のであれば、 \
hspace*{〜}を使用します。
垂直方向は、 \
vspace{〜}を使います。単位は \
hspace
と同じです。ページ頭、ページ末でも強制的に行うには、 \
vspace*{
〜}を使います。
大きさの自動的に変わるスペースを使うには、 \
hfillというコマン
ドを使います。文1と文2があって、文1を左寄せで、文2を右寄せで一行にまと
めたい、という時などに使います。
左の文 \hfill 中の文 \hfill 右の文 左の文 \hfill 右の文
これは、
左の文 中の文 右の文
左の文 右の文
という結果になります。
空白の代わりに...を使いたい時には、 \
dotfillを、水平罫線を
引きたい時には、 \
hrulefillを使います。