まぁ多分etchはやらないと思うけど。パワー要するし、出版社の在庫もあるだろうし、1つ次くらいだと内容もそれほど変わらないことが多いし。
批判は耳が痛いがそれなくして改善はなし。
定評もあり、有象無象のLinux入門書類とは比べ物にならない、非常に頼りに なる本ではあるのだけれど、「入門書」としてどうなのだろうという疑問は残 る*1。 入門者にとって「入門書」が提示する内容の順序は、コンピュータに触れ、あ れこれをインストールし、日常の用に供してゆく作業の順序でもある。とすれ ば、ログインに関する説明が148ページに至るまで登場しないといった編集構 成は考え物だろう。 たしかにインストールと基本設定に関する説明は「徹底」したものになっては いる。しかし、その徹底ぶり、入門者にとってただちに必要なものとはいえな いのではないか。むしろ、入門者にとって煩雑で、必須の情報を見分けにくく する原因にさえなりかねないのではないか。 ログインに至る必要最小限の説明が、もう少しコンパクトにまとめられていて もよいだろうし、あるいは、最初のインストールと後々特定パッケージのイン ストールの説明をバラバラにしたくないのであれば、個々の説明に重要度を示 すマークをつけるといった工夫は可能だろう。最初のインストールに必要な知 識、おいおい知っておいたほうがいい知識を明確に区別するわけだ。そういう 工夫がない現状では、本書は入門書っぽいリファレンスマニュアルもどきにと どまっていると見えなくもない。
これはなかなか核心を突いている。 最初に概略手順を示すほうがよいというのは、sarge本出版後で強く学習したこと。 情報ページのCDインストール概略のようなものがよいか?
ただ、基礎を読まずにいきなりログインというのは実のところあまり著者の好むところではない。
パッケージ構築の情報などがない。これを入れると分量が増えざるを得ないし、表層的な説明では結局満足の行かないものとなる。こういった内容については引き続き辞典や他書、インターネット情報に任せたい。
ただ、日本のベンダーが作るdebパッケージは品質が低いことが多く、まとまった書籍リファレンスが必要とされていることは間違いない。
シナリオベースなのは結局そこから外れると身動きできなくなるので好きではない。どういうのがよいか?
ページャの説明が埋もれていてファイルを表示する方法がわからない?
日本語入力については執筆時がちょうど不安定時期だったのだけど、今ならuimかscimでしょうな。
紹介アプリも無理にGNOME/KDE両方で使えるものでなく、たとえばk3bのように「良さそうなほう」という感じで?ウィンドウマネージャももういらんかなぁ。
正直GNOMEかKDEどっちかに統一するのがよさそう。個人的にはあまり好きじゃないけど、GNOMEのほうがDebian的には使い勝手がよいのか?
高いということをよく聞く。が、原価的には精一杯の努力の上にかなりギリギリで、現状の作業方法および分量では低くすることは難しい。