ここではコンピューターなんて触ったことがない、キーボードの使い方も判ら ない、という人を対象にします。キーボード位使えるよ2、という人は読み飛ばして構いません。
コンピューターの機種によってその並びは微妙に違うのですが、0-9の数字、 A-Zのアルファベット、それにいくつかの記号の書いてあるキーの並んでいるも のが キーボードです。ここから文字をタイプし、入力する3事でテレビ型の、 ディスプレイ と呼ばれる装置の画面に結果を表示します。数字とアルファベットの位置はど のようなコンピューターでも同じ4なので、 どこに何の文字があるか位は覚えておきましょう。
ではそれぞれのキーの意味を見ていきましょう。
アルファベットや数字のあるキーは普通、次のような構成になっています。
# 3 ぁ あ
この状態でこのキーを押すと、 3と画面に表示されます。 つまり、左に書いてある文字をタイプしたことになります。
次に、 Shiftと書いてあるキー(二つありますが、どちらか一方)を 押しながらこのキーを押すと、 #と画面に表示されます。上の文字が 表示された訳です。
「ぁ」や「あ」は「カナ」というキー5を押した後、このキーを押せば「あ」、 Shiftキーと組み合わせる事で「ぁ」が表示されます。この状態では「 3」や「 #」をタイプできないので、再び「カナ」キーを押してカナロッ クをはずします。カナキーは面倒な上、汎用性がないので使用することは勧めま せん。
さて、今度はアルファベットですが、そのままアルファベットのキーを押すと、 小文字で表示されます。 Shiftキーと組み合わせると大文字で表示され ます。また、 Capsというキーを押すと、キャプスロックモードになり、 すべて大文字になります。戻す時には再び Capsキーを押してはずします。 UNIXは小文字を主に使っているので、このキーによって大文字ロックする事は 避けてください。
空白を入れるには、 スペースキーを押します。 Cから ,の下 にある横長の何も書いていないキーです。
一文字後退(文字は削除されます)には、 BSキー(「」や 「 BackSpace」の時もあります。)、あるいは DELキーを押します。 通常どちらかのキーを押せば戻るはずです。
文字を入力した後、それをコンピューターにデータとして送るには、 Returnキー(折れ曲がった矢印の時もあります。)を押します。これを押すま では、今まで入力した文字は何も意味を持ちません。 入力とは、文字を タイプして Returnキーを押すこと、と考えていただいてもいいでしょ う。
画面や文字列の制御をするキーとして、 Ctrlキーがあります。このキー を押しながらほかのキーを押す(このマニュアルでは、 Ctrl-?と表記しま す。)ことで、さまざまな処理を行います。代表的なものには、
その他、 Emacsといった エディタ(文書を入力する為のソフト)な どで使用するキーとしてカーソルキー( )や ESCキーがあります。 Emacsの使い方に関しては、ほ かの書籍を参照してください。