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14. プラグイン

Netscape Navigator/CommunicatorやInternet Explorerのような多機能ブラウザのすぐれた機能の1つに、プラグインがあります。これはほかのプログラムコンポーネントをブラウザの表示画面に埋め込む機能で、たとえばMicrosoft社の表計算ソフトウェアExcelのファイルをページ内に埋め込み、これをダブルクリックするとExcelが起動して編集28することができます。プラグインソフトウェアの有名なものとして、PDFドキュメントを表示するAdobe社のAcrobat Reader、Macromedia社のマルチメディアオーサリングソフトウェア(Directorなど)で作ったマルチメディアコンテンツを表示する同社のShockwaveなどがあります。

プラグイン対象ファイルの埋め込みには、embedタグを用います。

embed
<embed attributes...>の形でプラグイン埋め込みを定義します。EMPTYタグです。attributesには次のもののほか、プラグインの種類によってさまざまなアトリビュートがあります。
height
[必須]height="number"は、プラグイン領域の高さを指定します。単位は、数値だけの場合ピクセル、%を付けると画面の高さに対するパーセンテージになります。
src
[必須]src="URI"は、埋め込むファイルのURIを指定します。ファイルの拡張子(MIMEタイプ)により、どのプラグインが使われるか決定されます。
width
[必須]width="number"は、プラグイン領域の幅を指定します。単位は、数値だけの場合ピクセル、%を付けると画面の幅に対するパーセンテージになります。

たとえば<embed src="excel_sheet.xls" width=300 height=600>というタグを入れることで、ページ内にExcelの表ファイルを埋め込むことができます。



Kenshi Muto
平成11年9月19日