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18. 支援ツールについて

1からHTMLファイルを作成することはなかなか難しいものです。現在ではさまざまな作成支援ツールや、ほかのドキュメントフォーマットからの変換ソフトウェアなどが商品、フリーソフトウェアなどの形で提供されています。オーサリングツールについては、3 を参照してください。

ここでは、UNIX関係のツールをいくつか紹介しましょう。

latex2html
Nikos Drakos氏作成の、LATEX ドキュメントからHTMLドキュメントに変換するツールです(http://www-dsed.llnl.gov/files/programs/unix/latex2html/manual/)。日本語パッチもあります。
  1. LATEX ドキュメントのファイルを準備します。
  2. jlatex ファイル名(NTT版)またはplatex ファイル名(ASCII版)を実行して、参照に必要なauxファイルを作成します。
  3. latex2html LATEX ファイル名を実行します。
  4. LATEX ファイル名から.texを取った名前のディレクトリが作成され、この中にHTMLファイルが作成されます。
jweblint
Neil Bowers氏の作成したweblintを石川雅康氏が日本語対応化した、HTMLドキュメントの整合性チェックツールです。
  1. jweblint ファイル名で実行します。
  2. Netscape社が拡張したタグを使用可能にするときには-x Netscapeをオプションに付けます。Microsoft社が拡張したタグを使用可能にするときには-x Microsoft、Javaの拡張タグを使用可能にするときには-x Javaをオプションに追加します。

HTMLドキュメントが文書型定義に沿っているかは、SGMLのパーサーを使うと良いでしょう。spは、James Clark氏が作った高機能なSGMLパーサーで、UNIX版とMS-DOS版があります。



Kenshi Muto
平成11年9月19日