LATEX の文書の作成は、通常のエディター(Emacs,Muleなど) を使って行います。文書ファイルの名前は、Filename.tex のよ うに拡張子が.texになります。
まずはmule lesson.texのようにして、1つ文書を作ってみましょう。
次の文書を入力してみます。
は、空白を示します。LATEX2e を
使っている場合は、j-articleになっている部分を
jarticleに置き換えて下さい。
\documentstyle{j-article} \begin{document} 最初の例です。スペース や改行は何を示すでしょうか。最初は難しいかも 知れませんが、徐々に慣れていきましょう。 テスト文書をいろいろ変更してどのように 反映 されるかを確認し ていきましょう。 \end{document}
さて、文書を保存したら、これを機械に写植させます。
jlatex lesson.tex
を入力してみましょう。サイトによってはplatex lesson.texが入力 になるかもしれません。
エラーのようなものは出ましたか??が出て止まるようだったら、 qを入力して中止し、エディターでどこがいけないかを確認し、修正 します。lesson.dvi outputのようなメッセージが出て再びコマンド 入力モードに戻ってくれば成功です。
結果を見てみましょう。
xdvi lesson.dvi
を入力します(X Window System上のみ)。
最初の例です。スペース や改行は何を示すでしょうか。最初は難しいかも 知れませんが、徐々に慣れていきましょう。
テスト文書をいろいろ変更してどのように 反映 されるかを確認し ていきましょう。
このようになりましたか?
結果をプリントアウトするには、
lpr -d lesson.dvi
と入力すれば、プリンターから出力されます(サイトによってコマンドは違う 可能性があります)。
これらのコマンドを使っている時にCommand not foundのようなエラー が出る時には、自分の.cshrcというファイル(csh,tcsh等 のcsh系シェルを使っている場合)の内容を見て、set path=の中に /usr/local/binがあるかを確認しましょう。
使ったコマンドをもう一度見ていくと、
論文のように、ページ数が非常に大きくて、印刷したい部分だけを抜き出して そこだけ印刷したい、という場合には、dviselectというコマンドが あります。
書式は、dviselect start page:end page infile outfile
です。たとえば、test.dviという100ページの文書があり、この10ペー ジから25ページだけを抜き出してtest2.dviという文書にしたいなら、 dviselect 10:25 test.dvi test2.dvi とすれば目的のページだけが test2.dviに書かれます。ページ数の情報はそのまま残っています。
X Window Systemでない端末、たとえばMacintoshやPCでは、xdviを開 く事はできません。そこで、いくつかの機能を縮小して、文字端末画面でもプ レビューできるようにした、dvi2ttyというコマンドがあります。
書式は、dvi2tty dvifile
です。いくつかのオプションもあり、dvi2ttyとだけタイプする事で 表示されます。メールに挿入したい時などは、dvi2tty dvifile > outfileとすることで画面表示する代わりにファ イルoutfileに書き出しますから、後はそれをメール内にインサートす るだけです。
では、lesson1.texの内容を見ていきましょう。
\
documentstyle{〜} は、文書の形式を定義するコマンド
です。これがないと、どのような形式の文書を作成するか判らないので、
LATEX はエラーを出します。 j-articleのほかにもいくつかあるのですが、
一番使いやすいので、このマニュアルでは特に断らない限り、
j-articleを使用します。ちなみに、ASCII系 TEX の場合には、
jarticleとなって間に「 -」が入りません。
LATEX2e では、 \
documentclass{〜}を通常、使います。
\
begin{document} は、文書がここから始まることを意味します。
これがなくては文書が始まりません。おまじないと思ってください。
ここから本文が始まります。 書いた文書と出力した結果を比較してみると、
最後の \
end{document} で、
\
begin{document}で始まった文書を完結します。この後に何を書
いても無視されます。このように、コマンドは、 \
begin{〜}
で始まり、 \
end{〜}で終わります。
jlatexを実行すると、さまざまなファイルを生成します。