表の作成には、 tabularという環境を使用します。
tabularの書式は、次のとおりです。
\begin{tabular}[ position]{ columns}〜
\end{tabular}
[ position]には、 figureと同様に、 h,t,b,pが使えます。
columnsには、カラムの出力形式を指定します。次の4種類を組 み合わせてカラム形式を決定します。
項目内容は、 & で区切っていきます。行が終了したら、 \\
で次の行を開始します。行の最後に \hlineを入れることで、そ
の行の下に横線を引きます。
いくつか見ていきましょう。
\begin{tabular}[htb]{|l|cc|} \hline
名前&スピード&パワー \\ \hline
ベガ&6&8 \\
ブランカ&8&6 \\
リュウ&5&5 \\
バルログ&10&3 \\ \hline
\end{tabular}
この結果は、
| 名前 | スピード | パワー |
| ベガ | 6 | 8 |
| ブランカ | 8 | 6 |
| リュウ | 5 | 5 |
| バルログ | 10 | 3 |
のようになります。
\begin{tabular}[htb]{c||lr} \hline \hline
名前&必殺技1&必殺技2 \\ \hline \hline
春麗&百裂キック&スピニングバードキック \\ \hline
ザンギエフ&スクュリューパイルドライバー&ダブルラリアット \\ \hline
ダルシム&ヨガファイヤー&ヨガフレイム \\ \hline
\end{tabular}
は、
| 名前 | 必殺技1 | 必殺技2 |
| 春麗 | 百裂キック | スピニングバードキック |
| ザンギエフ | スクュリューパイルドライバー | ダブルラリアット |
| ダルシム | ヨガファイヤー | ヨガフレイム |
になります。
複数カラムにまたがる項目を作りたい時には、 \muticolumn{
column size }{ columns}{項目内容}を使用します。
column sizeにどの位項目をまたがるのか、 columnsにどのような
出力形式を取るのか、項目内容に出力したい項目を指定します。
\begin{tabular}[htb]{|l|cc|} \hline
名前&\multicolumn{2}{|c|}{技} \\ \hline
ケン&昇竜裂破&鎌払い蹴り \\
E.本田&鬼無双&大銀杏投げ \\ \hline
\end{tabular}
は、
| 名前 | 技 | |
| ケン | 昇竜裂破 | 鎌払い蹴り |
| E.本田 | 鬼無双 | 大銀杏投げ |
になります。
\hlineではその行全部に横線を引いてしまいますが、2列から3
列にのみ引きたい時などには、 \cline{ start point-
end point}を使います。2列から3列ならば、
\cline{2-3}になります。2列目だけなら、
\cline{2-2}になります。
\begin{tabular}[htb]{|l|lr|} \hline
ケン&なた落とし蹴り&右、右下、下+強キック \\ \cline{2-3}
ザンギエフ&バニシングフラット&右、右下、下+パンチ \\ \cline{3-3}
ディージェー&ジャックナイフマキシマム&下タメ、上+キック \\ \hline
\end{tabular}
は、
| ケン | なた落とし蹴り | 右、右下、下+強キック |
| ザンギエフ | バニシングフラット | 右、右下、下+パンチ |
| ディージェー | ジャックナイフマキシマム | 下タメ、上+キック |
のようになります。
このままでは、表ナンバーやキャプションを定義できないので、 \
begin{tabular}〜 \end{tabular}を、 \begin
{table} 〜 \end{table}で囲みます。
table環境の書式は、 figureと同様です。よって、表の位置を tableで定義するので、 tabularの位置設定はいりません。
デフォルトでは表は左寄せになりますが、 \begin{center}〜
\end{center}の中に収めることで、中寄せにすることができます。