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9.2 表

表の作成には、 tabularという環境を使用します。

tabularの書式は、次のとおりです。

\begin{tabular}[ position]{ columns}〜 \end{tabular}

[ position]には、 figureと同様に、 h,t,b,pが使えます。

columnsには、カラムの出力形式を指定します。次の4種類を組 み合わせてカラム形式を決定します。

項目内容は、 & で区切っていきます。行が終了したら、 \\ で次の行を開始します。行の最後に \hlineを入れることで、そ の行の下に横線を引きます。

いくつか見ていきましょう。


\begin{tabular}[htb]{|l|cc|} \hline
名前&スピード&パワー \\ \hline
ベガ&6&8 \\
ブランカ&8&6 \\
リュウ&5&5 \\
バルログ&10&3 \\ \hline
\end{tabular}

この結果は、

名前 スピード パワー
ベガ 6 8
ブランカ 8 6
リュウ 5 5
バルログ 10 3

のようになります。


\begin{tabular}[htb]{c||lr} \hline \hline
名前&必殺技1&必殺技2 \\ \hline \hline
春麗&百裂キック&スピニングバードキック \\ \hline
ザンギエフ&スクュリューパイルドライバー&ダブルラリアット \\ \hline
ダルシム&ヨガファイヤー&ヨガフレイム \\ \hline
\end{tabular}

は、

名前 必殺技1 必殺技2
春麗 百裂キック スピニングバードキック
ザンギエフ スクュリューパイルドライバー ダブルラリアット
ダルシム ヨガファイヤー ヨガフレイム

になります。

複数カラムにまたがる項目を作りたい時には、 \muticolumn{ column size }{ columns}{項目内容}を使用します。 column sizeにどの位項目をまたがるのか、 columnsにどのような 出力形式を取るのか、項目内容に出力したい項目を指定します。


\begin{tabular}[htb]{|l|cc|} \hline
名前&\multicolumn{2}{|c|}{技} \\ \hline
ケン&昇竜裂破&鎌払い蹴り \\
E.本田&鬼無双&大銀杏投げ \\ \hline
\end{tabular}

は、

名前
ケン 昇竜裂破 鎌払い蹴り
E.本田 鬼無双 大銀杏投げ

になります。

\hlineではその行全部に横線を引いてしまいますが、2列から3 列にのみ引きたい時などには、 \cline{ start point- end point}を使います。2列から3列ならば、 \cline{2-3}になります。2列目だけなら、 \cline{2-2}になります。


\begin{tabular}[htb]{|l|lr|} \hline
ケン&なた落とし蹴り&右、右下、下+強キック \\ \cline{2-3}
ザンギエフ&バニシングフラット&右、右下、下+パンチ \\ \cline{3-3}
ディージェー&ジャックナイフマキシマム&下タメ、上+キック \\ \hline
\end{tabular}

は、

ケン なた落とし蹴り 右、右下、下+強キック
ザンギエフ バニシングフラット 右、右下、下+パンチ
ディージェー ジャックナイフマキシマム 下タメ、上+キック

のようになります。

このままでは、表ナンバーやキャプションを定義できないので、 \ begin{tabular} \end{tabular}を、 \begin {table} \end{table}で囲みます。

table環境の書式は、 figureと同様です。よって、表の位置を tableで定義するので、 tabularの位置設定はいりません。

デフォルトでは表は左寄せになりますが、 \begin{center}〜 \end{center}の中に収めることで、中寄せにすることができます。


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Kenshi Muto
平成11年9月19日