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10.0.1 ナンバー参照

LATEX では、セクションや図表のナンバーは自動的に振られる訳ですが、こ のナンバーを参照するのにいちいちその番号を調べるのは億劫です。文章の参 照したい部分に、ラベルを付けておき、それをほかから参照する、というやり方 でLATEX はこの手間を省かせます。

ラベルを付けるには、 \label{ label name}を使います。 label nameには適当なラベル名を入れます。このラベルを参照するには、 \ref{ label name}を使います。

通常の文書部分でラベル定義すると、そのセクション番号が登録されます。 table環境内で行った時には表ナンバー、 figure環境内で行った 時には図ナンバー、 equation環境内で行った時には式ナンバーが登録さ れます。

何ページでラベルされているかを参照する時には、 \pageref{ label name}を使います。

\ref,\pageref共に、単なる番号しか出力しないので、 これを使う時には~\ref{picture}のような記述をし ます。

参照を完全に行うには、 jlatexを複数回実行し、 Label(s) may have changed. Rerun to get cross-references right.のメッセージが出な くなった事を確認します。3回実行してもまだ出る時には、どこかに間違いが あります( label refの間違いや refのラベルがタイプミス しているなど)。



Kenshi Muto
平成11年9月19日