LATEX では、セクションや図表のナンバーは自動的に振られる訳ですが、こ のナンバーを参照するのにいちいちその番号を調べるのは億劫です。文章の参 照したい部分に、ラベルを付けておき、それをほかから参照する、というやり方 でLATEX はこの手間を省かせます。
ラベルを付けるには、 \
label{ label name}を使います。
label nameには適当なラベル名を入れます。このラベルを参照するには、
\
ref{ label name}を使います。
通常の文書部分でラベル定義すると、そのセクション番号が登録されます。 table環境内で行った時には表ナンバー、 figure環境内で行った 時には図ナンバー、 equation環境内で行った時には式ナンバーが登録さ れます。
何ページでラベルされているかを参照する時には、 \
pageref{
label name}を使います。
\
ref,\
pageref共に、単なる番号しか出力しないので、
これを使う時には 図~
\
ref{picture}のような記述をし
ます。
参照を完全に行うには、 jlatexを複数回実行し、 Label(s) may have changed. Rerun to get cross-references right.のメッセージが出な くなった事を確認します。3回実行してもまだ出る時には、どこかに間違いが あります( labelと refの間違いや refのラベルがタイプミス しているなど)。