それでは、UNIXにおけるファイルとディレクトリの操作のコマンドを示してい きましょう。
pwd
カレントディレクトリを表示します。
ls [オプション] [
ディレクトリ、ファイル名
]
ファイル名を表示します。ディレクトリ指定がない時にはカレントディレクト リの中のファイルの名前を表示します。
オプション
cd [
パス名
]
カレントディレクトリの移動を行います。パス名には絶対、相対両方使えます。 省略するとホームディレクトリに移動します。
mkdir
ディレクトリ名
ディレクトリをカレントディレクトリの中に作ります。
rmdir
ディレクトリ名
mkdirで作ったディレクトリを削除します。
cp [オプション]
複写元ファイル名
複写先ファイル名
ファイルをコピーします。違うディレクトリに同じファイル名でコピーする時 には、複写先ファイル名はディレクトリ名だけで構いません。
オプション
cp -r /cogsci /usrとすると、 /usrのディレクトリの中に /cosgciというディレクトリを作り、丸ごとコピーします。
mv [オプション]
移動元ファイル名
移動先ファイル名
ファイルを移動します。移動先にディレクトリを指定することもできます。移 動元、移動先のディレクトリが同一の時は、それを ファイル名変更とみ なします。
オプション
rm [オプション]
ファイル名
[ファイル名
]
ファイルを消去します。ファイル名をいくつか指定することもできます。一度消 したファイルは元に戻らないので注意してください。
オプション
more
ファイル名
ファイルの内容を表示します。エディタを開くほどの物でもない時に使用しま す。スペースキーで次ページ、 bキーで前ページ、 Returnキーで 一行前進、 qキーで終了、 /で語句のサーチを行います。