next up previous
Next: 4.4 正規表現 Up: 4. ファイル Previous: 4.2 ディレクトリの概念

4.3 ファイルとディレクトリ操作のコマンド

それでは、UNIXにおけるファイルとディレクトリの操作のコマンドを示してい きましょう。

$\hrulefill$

$\bullet$ pwd

カレントディレクトリを表示します。

$\hrulefill$

$\bullet$ ls [オプション] [$<$ディレクトリ、ファイル名$>$]

ファイル名を表示します。ディレクトリ指定がない時にはカレントディレクト リの中のファイルの名前を表示します。

オプション

$\hrulefill$

$\bullet$ cd [$<$パス名$>$]

カレントディレクトリの移動を行います。パス名には絶対、相対両方使えます。 省略するとホームディレクトリに移動します。

$\hrulefill$

$\bullet$ mkdir $<$ディレクトリ名$>$

ディレクトリをカレントディレクトリの中に作ります。

$\hrulefill$

$\bullet$ rmdir $<$ディレクトリ名$>$

mkdirで作ったディレクトリを削除します。

$\hrulefill$

$\bullet$ cp [オプション] $<$複写元ファイル名$>$ $<$複写先ファイル名$>$

ファイルをコピーします。違うディレクトリに同じファイル名でコピーする時 には、複写先ファイル名はディレクトリ名だけで構いません。

オプション

$\hrulefill$

cp -r /cogsci /usrとすると、 /usrのディレクトリの中に /cosgciというディレクトリを作り、丸ごとコピーします。

$\hrulefill$

$\bullet$ mv [オプション] $<$移動元ファイル名$>$ $<$移動先ファイル名$>$

ファイルを移動します。移動先にディレクトリを指定することもできます。移 動元、移動先のディレクトリが同一の時は、それを ファイル名変更とみ なします。

オプション

$\hrulefill$

$\bullet$ rm [オプション] $<$ファイル名$>$ [ファイル名 $\ldots$]

ファイルを消去します。ファイル名をいくつか指定することもできます。一度消 したファイルは元に戻らないので注意してください。

オプション

$\hrulefill$

$\bullet$ more $<$ファイル名$>$

ファイルの内容を表示します。エディタを開くほどの物でもない時に使用しま す。スペースキーで次ページ、 bキーで前ページ、 Returnキーで 一行前進、 qキーで終了、 /で語句のサーチを行います。

$\hrulefill$



Kenshi Muto
平成11年9月17日