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11. FTPを使う

UNIXには ftpというコマンドがあり、 cogsciから bhkへファ イルを送る、といった事ができます(知らない人は、 man ftpを入力して ください。)。

そこで。

「家のパソコンで文章打ってきて、それをUNIXに送りたい」「UNIX上で得たデー タをフロッピーに入れて家のパソコンに持っていきたい」

答え。できます。

さいわいにも大学には、MacintoshやPC98、DOS/Vといったメジャーなパソコンが端 末として用意されています。これらのコンピューター上で作成した文章やプロ グラムをUNIXとやり取りするのが ftpです。これによって、家の98で TEX の文章を書き、大学のUNIXでコンパイルと印刷、間違いがあったら Emacsで修正して再び家に修正した文章を持っていく、という芸当もできます 12

Macintosh、DOS/Vの ftpについてはそれぞれの管理者よりマニュアルが作 成されることと思います。

ここでは98の ftpコマンドの使い方を示します。98を持っていて使って いるという人が対象なので、DOSについての事細かな説明はしません。

98のUNIX関係のディレクトリを見て FTP.EXEがあるのを確認し、ファイ ルをやり取りするドライブに移ります。そのドライブから FTP.EXEを起 動します。接続するホストを聞いてくるので、接続を希望するUNIXホストの名 称を入力します。ログイン名、パスワードを入力します。

ここで、そのやり取りするファイルが単なるテキストファイル(UNIX上で内容 を moreで見る事ができるファイル)ならば asciiと入力、バイナリ ファイル( moreで見ることができない)ならば binaryと入力。

ファイル名を見るには、UNIX側なら ls、98側なら ldirを使います。

98$\rightarrow$UNIX の時は、まず cdを使って、UNIX側の受信ディレク トリを選択します。初期状態はホームディレクトリになっています。次に、 put $<$送信ファイル名$>$ を入力します。複数のファイルを送信する 時には、 mput $<$送信ファイル名$>$ で、正規表現を使います。このよ うなやり方によって、ファイルの送信を行うことができます。

UNIX$\rightarrow$98 の時は、 cdを使って、受信するファイルのあるディ レクトリに移ります。次に、 get $<$受信ファイル名$>$ 、あるいは mget $<$受信ファイル名$>$ を使うことでファイル受信を実行します。

すべて終わったら、 quitと入力して終了します。

ftpによってファイルは漢字の文字コードが変化してしまい、 moreで読むことはできなくなります( Emacsはさまざまな文字コードを認識 するので読めます。)。

よって、ファイルを受信した後、その文字コードを変更する必要があります。 UNIXには、 nkfというコマンドがあります。

$\hrulefill$

$\bullet$ nkf { オプション} $<$ $<$入力ファイル名$>$ $>$ [$<$出 力ファイル名$>$]

文字コードを変更します。シフトJISは98などのパソコンで一般的なコード、 JISはUNIXの一般的コード、EUCはUNIXの内の一部の機種のコードです。

オプション

$\hrulefill$

シフトJISで書かれたファイル、 s.docをJISのファイル j.docに変 更するのなら、 nkf -j $<$ s.doc $>$ j.docのようになります。

98の文字コード変換には、 QKC.EXEというプログラムがあります。オプ ションはUNIXと同じだと思います。



Kenshi Muto
平成11年9月17日