行列は通常、()で括られます。しかし、単に ()で囲んだだけでは、配列
全体を囲む事ができません。全体を囲むには、 \left(で左側の
「(」を、 \right)で右側の「)」を作ります。
\[
\left(
\begin{array}{ccc}
5 & 3& 10 \\
7 & 9& 5 \\
10& 1& 0
\end{array}
\right)
\]
は、
になります。
このように大きさを変えることのできる区切り記号には、次のようなものが あります。
|
|
( | [ | [ | \{ |
|
|
|
\lfloor |
\lceil |
\langle |
||
|
|
/ | | | ) | ||
| ] | ] | \} |
\rfloor |
||
|
|
\rceil |
\rangle |
\ |
\backslash |
|
|
|
\| |
\uparrow |
\downarrow |
||
|
|
\updownarrow |
\Uparrow |
\Downarrow |
||
|
|
\Updownarrow |
\leftの数と \rightの数は同じでなくてはならな
いものの、その区切り記号は同じである必要はありません。左が
\left[で始まって、右が \right)で終わっても構わな
い訳です。区切り記号をなにも入れたくない時には、 .を使うと、見え
ない区切り記号を使ったことになります。